特攻サンダーボルト作戦(1976年) | 勝手に映画紹介!?

特攻サンダーボルト作戦(1976年)

特攻サンダーボルト作戦・オリジナル全長版

★映画の感想の前に…今日の出来事★

いよいよオイラの住む神奈川県でもコロナにまつわる制限、影響が色々と出始めた…もともと、ウチのオカンに“米がなくなりそうだから、車でスーパーへ連れてって”と頼まれていたんだけど、嫌な予感がし、今日は早めの行動。だいたい、オイラが車を出すときは…隣接する大型スーパーを2軒ばかりハシゴすることが多く、いつも通り、まずは店舗Aに向かう…その店舗の開店から30分後くらいに到着。案の定、正月前みたいに駐車場が混雑している。運よく、店舗入り口前という好ポジションがポツンと空いており、そこに愛車を滑り込ませ、ホッと一息。

そして、いざ店舗へと足を踏み入れる…やっぱりすげー人でいっぱい、入り口から見渡せるレジカウンターには長蛇の列が!それどころか、店内で買い物に使うカートまでが不足しており、順番待ちになっていた。仕方がないので、オカンにカートの順番待ちをさせ、オイラはカゴだけ持って、買う予定だった品物を確保に向かう。そして肝心の米…北海道産と新潟産、同じくらいの金額の“一般的なブランド”の米が並んでたんだけど、100円安かった北海道産の米がみるみるうちになくなっていく。オカンに確認して、ウチは100円高い新潟産をチョイス。

まぁ、これで当初の目的はなんとか果たす…オイラが米の前で“どっちだ?”と悩んでるうちに、あっという間に新潟産の方は、コーナーからなくなっていた(店側に在庫があるかどうかは不明…あくまで陳列されていたものの話)し、北海道産を買えなかった人が、ウチと同じ新潟産に手を伸ばす。キロ数が少ないもの、他のブランド(高いのやら、安いのやら)なんかも、まだまだ残っていたが…やっぱり、午後から出かけていたら、買えなかったかもしれない。その後は、母親と合流して必要な物をカートの中へ。そこで思い出す、レジに並ぶ人の列のことを!

だから機転を利かし…オイラがカートを持って、先に会計の列に並ぶことに。オカンはその間も、カゴを持って売り場を歩く。並んでいると、他所のオバさんたちがペチャクチャ喋る声が聴こえてくる(人混みであんま喋んなやと言いたい)…“昨日の東京都の会見みてたら、やっぱ買いだめしなきゃって心配になっちゃったよね”って…確かに、カートから溢れるほど食品を購入している。目の前でコーンフレークとフルグラを何十袋も買い込むオバサン発見!ウチ、米以外は…日持ちしそうなスナック菓子をちょっと多目に買った程度で、ほとんどいつもと同じ量。

並んだ場所が良かったのか…他の列に比べると、会計の進むスピードが早い。どうやら家族連れで並んでる人が多かったようで、1家族いなくなる度に列がものすごく進む。だいたいああいうレジって、入り口、出口の両サイドが混んでて(一通り商品を見終わった後に並ぶので)、真ん中は比較的空いてるよね。オイラが並んでたのも、わりと中央よりの列だった。もっと時間がかかるかと思ったけど、滞在時間は1時間かからずに買い物終了…でも、けっこう体力的にも精神的にも疲れた。このコロナが早く終息しないと、毎回、買い物でこんな目に遭うのかよ。

オカンに“店舗Bはどうする?”とお伺いを立てると…“せっかくなので寄りたい”と。でも、こっちの店舗Aと同じくらい混んでたら、その場で引き返してよいということなので、とりあえず車で向かってみる。すると、ビックリするくらい“空いている”。オカン曰く…並んでる品物は若干違うけど、金額的には店舗Aも、店舗Bもそんなに変わらないよとのこと。店舗Bが入ってる施設は、店舗Aよりももっと色々な店が入ってる複合型なので、そっちでの買い物もあったので、やっぱり寄ってみて良かったようだ。ちなみに店舗Bでは米とかも普通に買えてたよ。

そんなわけで昼をちょっと過ぎた頃に無事に帰宅…そうしたら“神奈川県(他の県)も東京都と足並みを揃えて、週末の外出自粛を要請”だとかで、やっぱり午前中に買い物に行っておいてよかったようだ。神奈川県でさえ、こんな状況…テレビのワイドショーで見ると、東京などはもっと過酷な状況だったらしい。ネットやテレビで識者が“年寄りのことも考えてください”って言ってたけど…その年寄りが、買い占めに走ってるように見えたのはオイラだけか?前述の“コーンフレークとフルグラを何十袋”も買い込んでたオバサンは、ウチのオカンより年上に見えた。

★前置きが長くなってスンマセン、ここから映画の話…★

そんなわけで“巣ごもり派”のオイラは…いつものように自宅で映画鑑賞。GEOのネットレンタルのメルマガについていた新作も3枚まで無料になるクーポンと、旧作55円キャンペーンを合わせて、送料319円におさまるMAX7枚をスポットレンタル…新作3枚は見終わったので、残るは55円で借りた旧作4枚(内訳は洋画と邦画各2枚)。まずは、今まで見たことがないチャールズ・ブロンソン作品を検索したら、こんなのがあったから借りてみた「特攻サンダーボルト作戦・オリジナル全長版」から鑑賞…1976年に実際に起きたハイジャック事件の顛末を描いた作品。

1976年6月27日、テルアビブ発パリ行きのエール・フランス機139便が乗客245人を乗せて出発…アテネ空港を発ってしばらく経った頃、機内で異変が起きる!“パレスチナ解放人民戦線 チェ・ゲバラ派 ガザ旅団”を名乗るテロリストが拳銃や手榴弾で脅して機内を制圧。やがて機はリビアを経て、ウガンダのエンテベに着陸。そこでイスラエル人(ユダヤ人)以外の人質は解放されるも、残った人質と引き換えに、各国に拘留されているゲリラ53人を釈放せよいう要求をイスラエル政府に突きつける!首相はダン・ショムロン准将を司令官に、救出作戦を命じる!

もともとはテレビムービーだったそうだが…日本では政治的背景などもあり、長い間公開されず、事件または映画製作から10年近く経って、劇場公開されたそうだ。内容的には…ちょっと地味に、リアルになった「デルタ・フォース」って印象かな?ハイジャックされて、それを最終的に特殊部隊が助けに行く話。テレビムービーなので、乗客とハイジャック犯のやり取り、イスラエル政府がああじゃないこうじゃないと言い合いながら対応に追われる様子など…偶像スタイルで展開されていくドラマメインという印象であったが、後半はミリタリー要素も強くなる。

ちなみに「デルタ・フォース」の監督として知られるメナハム・ゴーランは本作で描いたのと同じハイジャック事件を題材にした映画(「サンダーボルト救出作戦」という似たタイトルの映画)も撮っているそうだが…オイラは見たことがないです、見てみたい!えーと、いわゆる本作もオールスター映画ってヤツかな?お目当てのチャールズ・ブロンソンを筆頭に、マーティン・バルサム、ジョン・サクソン、ヤフェット・コットー、ピーター・フィンチと、オイラでもわかるような往年の名スターが勢ぞろい。若かりし頃のジェームズ・ウッズも特殊部隊の隊員役で出ていた。

監督は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」や「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のアーヴィン・カーシュナー…実録ものでありながら、スター映画としての華やかさも持ち合わせているあたりは、やっぱりエンタメを得意とするこの監督ならではか?ブロンソンに関しては…作戦の指揮を執る立場であり、“デス・ウィッシュシリーズ”のような俺様ぶりはちょっと控えめ、それに関しては物足りないかなって思ったけど、狙撃が得意という設定のジェームズ・ウッズが活躍してましたね。あと毅然とした態度で、ハイジャック犯と対峙する人質のマーティン・バルサムがカッコイイ。

犯人たちに拘束され理不尽な思いをさせられる人質、とりわけイスラエル人たちの姿が、それこそ今の時期に見ると…自粛を要請され戸惑う我々の姿とダブったりもする。もちろんハイジャック犯の要求など素直に聞けるわけがない政府…かといって、なかなか救出作戦にも踏み切れない。いつの時代も政治家ってどこか頼りないな。現場の人間は死ぬ気で戦っている…ブロンソンが“我々は飛んでる(現場に向かってる)のに、まだ議論してる”と優柔不断な政府や政治家を皮肉るシーンが印象的…今の日本でも同じ事を思っている人がいっぱいいるだろう。

銃を突き付けられ、ハイジャックの人質になることと比べれば…たとえ未知のウィルスの恐怖があるとはいえ、自分の家でジっとして、閉じ籠っていることの方がまだまだマシに思えるのではないか?頼りない行政や政治家の判断であるにせよ、せめて今度の土日くらいは…若者もおとなしくしていてほしいものだ。オイラも映画館で映画を見ることは好きだけど…こんな時はちゃんと考えるよ。っていうか、映画館の休館対応に一安心。週末は“劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song”の公開もあるから、心配だったよ…オタクは行っちゃうぞと。


監督:アーヴィン・カーシュナー
出演:チャールズ・ブロンソン ピーター・フィンチ ジェームズ・ウッズ ジャック・ウォーデン


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