沈黙の要塞(1994年) | 勝手に映画紹介!?

沈黙の要塞(1994年)

沈黙の要塞

この間、映画専門チャンネル“ムービープラス”で放送していたスティーブン・セガールの「沈黙の要塞」をケーブルテレビのSTB経由でエアチェック…ウチの契約しているケーブルテレビだとムービープラスはハイビジョン画質に対応しておらず、480i画質なんだけど、セガールコレクターのオイラも、すっかり買い逃してDVDを持ってなかったので、とりあえずのコレクション用に録画。映画自体は1994年(平成6年)の劇場公開で見ており、その後、レーザーディスクも購入しているので複数回見てることは見てるんだけど、ここ最近は再鑑賞の機会がなかった。

アラスカ、イヌイット湾…大企業“エイジス”の所有する石油採掘所が炎上!この手の炎上事故の消化を得意とする専門家のフォレスト・タフトの適確な処置により、被害は最小限に食い止めることができた!しかし、事故の調査を進めるうちに、利益を優先する冷徹な社長ジェニングスの指示による不正が関係していることが発覚!フォレストの同僚パーマーが証拠をつかみ、会社を告発する準備を進めていたが、ジェニングスの手下に惨殺されてしまう!その後、フォレストも命を狙われ、あと一歩で事故に見せかけ、爆殺されそうになるのだが…。

劇場公開時は…あの「沈黙の戦艦」の続編かのように紹介され、“沈黙シリーズ第2弾”として日本に入ってきたのが本作である。でもまぁ、「沈黙の戦艦」とはまったく内容が異なって、主人公の名前も違い、アレレレって思った。いわゆる“沈黙詐欺”の始まりの作品でもある。「沈黙の戦艦」も、その頃流行っていたコミック「沈黙の艦隊」にあやかった邦題だったわけだけど、同じワーナー映画、ワーナー配給だったので、担当者が安易に“沈黙の~”なんて付けちゃったんだろうなぁ。で、正真正銘「沈黙の戦艦」の続編が「暴走特急」なんだからなぁ(笑)

当時、日本初のTHX認定劇場だったワーナー・マイカル・シネマズ(現イオンシネマ)海老名の7番スクリーンまで遠征して鑑賞したのを今でもはっきり覚えている…自宅から一番近い上映劇場がそこだったんだけど(まだハタチ前で、町田の専門学校まで行ってたので小田急の定期持ってた)、確か…初日に見に行って、超ガラガラだったんだ。上映が終わった後、近くにいたオジサンとか、けっこう唖然としてたよ。だって、オイラもそうだけど、ほとんどの客が「沈黙の戦艦」の続編だと信じ込んで見に行ってたからね…想像していた映画となんか違うって。

いきなりエスキモー(イヌイット)とか出てきて、爆殺されそうになったセガールを助けたり、セガールがクマと戦ったり、妙に神秘的な展開もあったりする。そして、自分の命を助けてくれたエスキモーの族長が悪党にブチ殺されて、セガールも神妙な顔つきで、色々と感謝してたりしてたんだけど…結局、トラブルには暴力で立ち向かう、悪党に復讐する道を選び、平和的な解決を期待していた族長の娘に唖然とされる。“父の教えで何も学ばなかったのか?”と問われ、あっさりと“そんなもん夢物語だ”と斬り捨てる、変わり身の早さが凄いぞ、セガール。

で、容赦なく悪党を殺しまくったのに、最後は環境破壊を訴えたりするんだから…どこを、どうツッコンでよいのやらと。まぁ、そのイメージが強かったんで、既に始まっていた“セガールソフトコレクション”でレーザーディスクも購入してるんだけど、見直す頻度は少なく、DVDも買わなかった…。でも、久しぶりに見直したら、覚えていたツッコミどころ以外は、意外とちゃんと“セガール拳”が炸裂してて、痩せてるセガールが素早い動きで格闘する姿は燃えるな。ペットボトルの即席サイレンサーとか、鉄パイプを使ったナイフ軍団とのバトルとかけっこうカッコイイ。

悪党の親分がマイケル・ケイン、ヒロインにジョアン・チェン(「ラストエンペラー」の皇后)って…この頃のセガール映画は、共演者がまだまだ豪華であった。さすがにこの頃は主演特権、プロデューサー特権も発動してなくて、ジョアン・チェンとはプラトニックのまま、何もなかった。最近の主演作だと、必ず恋人役の若い女優さんのオッパイとかモミモミしてるもんなぁ…。クライマックスのマイケル・ケインと対峙する場面なんかでも、下世話な勘繰りされて、からかわれるんだけど…セガール自身がきっぱり否定してたもんな。そういう再発見もありました。


監督:スティーヴン・セガール
出演:スティーヴン・セガール マイケル・ケイン ジョアン・チェン ジョン・C・マッギンレイ リチャード・ハミルトン


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DVD 沈黙の要塞





オイラの大事なセガールコレクションです(笑)









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