エンド・オブ・ステイツ(2019年) | 勝手に映画紹介!?

エンド・オブ・ステイツ(2019年)

エンド・オブ・ステイツ

【鑑賞日:2019年11月15日】

ホワイトハウス版「ダイ・ハード」だった1作目「エンド・オブ・ホワイトハウス」の公開から早いもので、もう6年も経ってたのね…1作目は地元のシネプレックスで上映がなく109シネマズ湘南まで遠征して鑑賞、続く2作目の「エンド・オブ・キングダム」は、先述の109シネマズでも上映がなく、自宅周辺の映画館で全然やってなかったので、Blu-rayまで我慢しての鑑賞になり…でも、さすがに3作目となると、シリーズの知名度もアップしたのか、公開劇場が増えたみたいで、今回はちゃんと地元でも上映があったのねん。よかった、会員デー、1100円で鑑賞できた!

ホワイトハウス陥落、ロンドン同時多発テロなどを見事に解決したシークレットサービスのマイク・バニング…さすがに満身創痍で、心身に不調をきたすこともあった。それでも、現在の大統領トランブルの期待に応えようと、献身的に尽くし、次期長官候補とも囁かれている。ある日、休暇中の大統領を警護していたマイクの前に、大量のドローンが出現!次々と護衛に襲い掛かり、遂に大統領も標的にされてしまう!間一髪で、大統領の命を守ったマイクだったが…2人とも意識不明に!そして先に目覚めたマイクには、大統領暗殺の嫌疑が掛けられていた!

「ダイハード」なアクションに「24 -TWENTY FOUR-」並のサスペンスとポリティカルをぶち込み…マイク・バニングというマッチョなヒーローを描き続けてきた過去2作。本作では、マイク自身が何者かの策略にハマり、大統領暗殺の首謀者として政府組織、はては積極的な一般市民なんかにも追いかけられ、戦う羽目になるという…「逃亡者」または「ザ・シューター/極大射程」のような、逃避行要素もさらに加わる。前半は過去作品とはだいぶ印象が異なる感じもあったのだが…徐々に、いつものアクションてんこもり展開が姿を現して…やっぱり爆破の連発。

2作目でお亡くなりになった人、お亡くなりにはなってないけど物語から消えちゃった人、そして同じキャラクターだけどシレっと役者が変わった人なんかもいつつ…1作目では下院議員、2作目では副大統領だった、モーガン・フリーマン演じるアラン・トランブルが、主役のジェラルド・バトラー同様“シリーズ皆勤賞”で…そのご褒美かどうかは定かじゃないが(笑)、遂に大統領の座まで登りつめているというのが意外と面白かったりする。過去作品で触れられていたトランブルの“釣り好き”設定なんかも踏襲されていて、メインストーリーの“とっかかり”になっている。

今回は無敵のマイク・バニングもいささか満身創痍気味で…弱音を吐きそうになることもしばし。そんなマイクに発破をかけるために登場するのが、本作からの新キャラ、ニック・ノルティ演じるマイクの父親!2人のバディぶりが…過去作品以上のユーモアのスパイスになっていたかな?バトラー演じるマイクの見せ場アクションを後半にとっておくために、3倍増しくらいの過剰でド派手なアクションを“ギャグ”のように描いてしまう演出など…中盤に出てくる、黒幕が放った刺客とマイクたちの山間部での対決が、個人的にはツボ、ゲラゲラと大笑いしてしまった。

政府組織に追われる身、お尋ね者となったマイクの姿を見ていて…ジェラルド・バトラーでマーク・グリーニーの「暗殺者グレイマン」シリーズを映像化して欲しいなんて妄想してしまった。1~2作目に登場したアンジェラ・バセットの代わりか…“やたら貫禄のある黒人のオバチャン女優ポジション”にジェイダ・ピンケット=スミス…グイグイ前に出まくる(バトラー扮する主人公をはなっから容疑者扱いする)FBIのいけ好かない女捜査官の役で、しょうじき、ちょっとウザイかななんて思わせるところは…さすがウィル・スミスの実嫁なだけあるなと、妙に納得する(笑)


監督:リック・ローマン・ウォー
出演:ジェラルド・バトラー モーガン・フリーマン ジェイダ・ピンケット=スミス ランス・レディック


【海外盤BDは近日リリース予定】
Blu-ray Angel Has Fallen
Blu-ray Angel Has Fallen ※たぶんUK盤?







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