新宿アウトロー ぶっ飛ばせ（１９７０年）
兄貴の部屋のケーブルテレビのSTBを拝借、BDレコへLAN録画予約でエアチェックしておいたチャンネルNECO放送の日活映画「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」をディスクに焼いて、自室で鑑賞。ムショ帰りの渡哲也と本当は金持ちボンボンの不良・原田芳雄が…ヤクザに奪われたマリファナを取り返すため、戦いを挑むという感じのアクション映画。現在はソフト化されてないようだがGooglePlay、YouTubeで有料配信、定額制動画配信サイトのhuluで視聴可能だそうだ。でも、オイラ的には映画を手元に置いておきたい派なので、録画できて良かったけどね。
通称“死神”と呼ばれる西神勇次が2年ぶりに出所…そんな勇次を外で待っていたのは、まったく面識がない松方直という男だった。直は、マリファナの密売で大金を稼ごうとしていたが、肝心のブツが何者かに奪われ、相棒の修平も行方不明に！勇次にその奪還を手伝ってほしいと懇願する。最初はあまり乗気じゃなかった勇次も、直のしつこさに根負け。直と一緒に行動することを決める。その後、直に案内された彼の経営するバーで、ママの笑子を紹介されるが、なんとそれは勇次のかつての恋人だった！直は笑子の話で、勇次の存在を知ったようだ…。
過去にＷＯＷＯＷでも放送したことがあるらしく、作品ページが今も残ってるんだけど…オイラは記憶がないんだよな？2010年に当時独占放送だった「ザ・パシフィック」目当てに加入したんだけど、もしかしたらそれ以前に放送があったのかもしれない？とりあえず、今までに見たことも、録画したこともないと思うんだよな。作品の内容は…先述のあらすじ等の通り。不良（本当はボンボン）の原田芳雄が、何者かに取引に使うマリファマを取られちゃって、店を任せている梶芽衣子の伝手で存在を知ったムショ帰りの渡哲也に助っ人を頼んだということらしい…。
原田芳雄は他にも愚連隊の沖雅也につきまとわれていたり、何かとトラブルが多い。最初は面倒そうだった渡哲也も、原田芳雄と意気投合し、相棒としてナイスな関係を築いていく。渡哲也を元カノの梶芽衣子に引き合わせるなんていうお節介も焼いてるけど、実は原田芳雄も梶芽衣子に惚れてるオーラを出してまして、後半のちょっと切ない展開の伏線になっている。2人は、ほとんど腕っぷしの強さだけで、ブツを盗んだ犯人へと迫っていき…ヤクザの用心棒、成田三樹夫が関わっていることを突き止める。この成田三樹夫と渡哲也には過去に因縁があって…。
渡、原田、成田…みんな“やんちゃな感じ”がカッコイイし、相変わらず梶芽衣子姐さんもお美しかった！ネタバレになるので、あまり詳しく書けないんだけど…2人が最後の戦いに挑む前に、陥った状況、その中でとった行動がすごく印象的だった。クライマックスはヤクザがわんさかいるビルに乗り込んで、派手なドンパチ…ニューシネマっぽいラストになるのかななんて心配にもなったけど、果たして？敵のヘリコプターを奪った後、操縦を巡って繰り広げる渡と原田の会話が馬鹿馬鹿しくてけっこう好き…切ないシーンもあったのに、急にコメディになった。
監督：藤田敏八
出演：渡哲也 原田芳雄 梶芽衣子 沖雅也 成田三樹夫 深江章喜 今井健二
【残念ながら本作はソフト化されてません】
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