ホース・ソルジャー(2018年) | 勝手に映画紹介!?

ホース・ソルジャー(2018年)

ホース・ソルジャー

WOWOWでエアチェックした「ホース・ソルジャー」を鑑賞…“W座からの招待状”という本編の前後に解説(小山薫堂のトーク)がつく、WOWOWの名物放送枠での放送だったんだけど、このところ率先して見ていた特集放送“極限アクションウィーク”の一環でもあったらしい。米国同時多発テロ以降、初めてタリバンに“一発お見舞い”したとされる実在の特殊部隊の活躍を描いたミリタリーアクション…ホース・ソルジャー=騎馬隊の話だって聞いた時は、てっきり西部劇か何かなのかと思っていたら、“アフガニスタン紛争”を扱った近代戦争ものだった。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生…休暇中に家族と共にテレビを見ていたミッチ・ネルソン大尉は、直ぐに現場への復帰を上官に申し出る。既に転属が決定しており、一度は内勤を命じられるも…その後、志願したハル・スペンサー准尉ほかかつての部下たちと共にアフガニスタン行きが認められる。現地でミッチが命じられたのは、反タリバンの地元勢力・ドスタム将軍と手を組み、タリバンの拠点“マザーリシャリーフ”を制圧することだ。さっそく将軍と合流を果たすが、なかなか意思疎通が図れず、任務を成功させるには問題が山積みだった!

実話を題材にしているが、基本は「パールハーバー」でお馴染みジェリー・ブラッカイマー製作の映画なんで…ホント半分、ウソ半分くらいで接する娯楽アクションと捉えるのがベター…物語の前半、現地の反タリバン勢力の将軍との距離を縮めながら、コツコツと作戦を進めていくあたりは、ちょっぴりダイジェスト感もあったりするが、クライマックスのドンパチが始まっちゃえば、難しい事を考えずに、楽しんでしまえる。アンチの人は、結局、アメリカ人は強いぞ、凄いぞと褒めたたえてるだけの内容が鼻につくらしいが、そういう単純明快なところがいいんじゃないか?

今の時代で“馬に乗って戦ったのがそんなに重要か?”と…そこすら否定している輩がいて、少なくても映画的に“画(え)”にはなってるぞと、声を大にして言いたい。クリヘムは大きなハンマーから銃に持ち替えてもスーパーヒーローなんだよ!最後の派手なドンパチなんぞ、日本人的には「暴れん坊将軍」に通じる爽快さじゃないかと…戦場を馬で駆け抜ける兵士たちは、砂浜を馬で駆ける松平健のイメージ。それこそ、こっそり敵地に潜入し、爆弾を落っことす位置を伝えるだけの映画だったら(そういう戦争映画もあったな)どんだけ地味だったことか。

自分は作品を楽しんだくちだが、欲を言えば、せっかく“陽気な相棒・マブダチ”を演じさせたらピカイチなマイケル・ペーニャとか、50は軽く超えてそうなくらい渋いオッサン顔だが、本当はオイラとそれほど年齢も違わない40代のマイケル・シャノンが出ているので、部下たちにももうちょっと焦点をあててもいいかなと。特に准尉を演じたマイケル・シャノンあたりは、将軍から“人を殺した目”と、いの一番に信頼を勝ち得た人物なので…もうちょっと膨らませられる要素はあったのじゃないか?そうすれば、ドンパチ時の“あの展開”に、もう少し緊張感が出せたのでは?


監督:ニコライ・フルシー
出演:クリス・ヘムズワース マイケル・シャノン マイケル・ペーニャ ナヴィド・ネガーバン ウィリアム・フィクトナー


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