ドント・イット(2016年)

WOWOWの“ホラー特集 悪夢の7日間:7日間、恐怖が日替わりでやって来る!”でエアチェックしておいた「ドント・イット」を鑑賞…邦題(原題は“A Dark Song”)の印象では「ドント・ブリーズ」か「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」あたりのパチもの、またはその両方を合わせた感じの作品かなって思ったんだけど…どっちともタイプの違う。まぁ、強いて挙げれば、物語のクライマックスが“暗闇でワチャワチャしてる”感じなので「ドント・ブリーズ」っぽいのかなと。ちなみにAmazonでは★5つか★1つの両極端なレビューばかりで、平均点は★2.5だった。
いくつもの物件をめぐり、ようやく希望に沿う屋敷を見つけたソフィアは、さっそく契約…その後、オカルト信仰者のソロモンという男と面会し、屋敷を見に来てほしいと頼み込む。了承したソロモンは調査に赴き、ソフィア本人にもいくつかの質問をするが、結局“家がダメだ”と否定し、その後の依頼を断ろうとする。ソフィアは死んだ息子に会いたい一心で、黒魔術の儀式に頼ろうとしていたのだ。本音をさらけ出し、なんとかソロモンの説得に成功したソフィア。その儀式を成功させるには何か月も外界と接触を絶たなければならず、2人は準備を始めるのだが…。
アイルランドとイギリスの合作映画ということで…アメリカ映画に比べると、ドライな印象を受ける。時よりインサートされる山や荒涼とした大地の実景映像がイギリス映画っぽいかなって思った。メインの登場人物は2人…まず幸薄気なおねーちゃん(おばちゃん?)が、色々と物件を回って、大きな屋敷を借り、その後、ハゲ頭にあごひげ、眼鏡をかけた胡散臭いオッサンと接触。このオッサンを金で雇って、自分が借りた屋敷に連れて行き…何かをさせるらしい。でも、オッサンは1度、ねーちゃんの依頼を断るんだけど、説得されて、依頼を引き受ける。
いったい何をするのか…?それは黒魔術を使って、死んだ息子の霊と交信するというものだった。最初は、交信する相手の事を漠然と“愛する人”と表現してたので、男女の色恋なんかに付き合ってられないと、だからおっさんは儀式を断ったんだけど…本当は“死んだ息子と話したいんです”って泣き落として、説得に成功すると。で、その後は儀式のための準備、そして何か月もかかるという儀式の様子が淡々と描かれていくんだけれども…ホラーを見てるはずなんだけど、まるでカップルの変態プレーを見せつけられてるような気分になってしまうという(笑)
おっさんの方も…儀式が始まった途端、急にキャラ変わったりしてね、ねーちゃんを罵ったりするし。これ、立場が逆だったら明らかに“SM”だよね。手始めに、ねーちゃんに“毒キノコ”を食べさせる…これはどうやら身体の浄化らしい、ってホンマかいな?ねーちゃんも半信半疑…いやほとんど信用してない感じ。案の定、便器に頭を突っ込んでゲーゲー。続いて、飲まず食わずで何日も星座させられ、失禁する。あとはオッサンが自分の腕を切りつけ、並々とグラスに注いだ血を一気に飲み干すよう強要…さすがのねーちゃんんも病気が怖いと抵抗するが…。
そして、待ってましたな“性交の儀式”…オッサンは、自分が用意したTシャツを着せ(オッサンはそういうのが好みらしい)、ねーちゃんに化粧をしてこいと命じる。準備が整ったねーちゃんは、儀式に使う本があるんじゃないか?って質問するんだけど…“うるさい、俺の指示に従え”と一蹴。そこからはどんどん要求がエスカレート、“さんづけで呼べ”“ジーンズを脱げ”“ゆっくりTシャツも脱げ”(ねーちゃん、ノーブラなのでおっぱいポロン)“下着に手を入れろ”“アソコをみせろ”…気がつけばオッサン、自分の股間をしごきはじめており、あっという間に果てる。
それを見たねーちゃんは一瞬で悟る…そう、“性交の儀式”なんかなかった、ただ単にオッサンがオ●ニーしたいだけだった(本人もイった後に認める)。いや、オッサンにも一応、言い分がある…“キミ(ねーちゃん)を汚さずに、自分の集中力を高めた”、これもすべて儀式に必要な事なのだと(笑)その後のおねーちゃんのささやかな復讐、自分のオシッコを料理に混ぜて、オッサンに食べさせる。お前ら、いったい何がしたいんだ?その後も、儀式という名の変態プレーが続き、ようやく“成果”も出始めるんだけど、なんだかよくわからないまま終わってしまう。
死んだ息子は、誘拐されて、殺され…その犯人が捕まってないから、復讐したいっていうのが最終目的だったはずなんだけど、ねーちゃんには他にも隠していた秘密があって、悪魔とか天使とかいろいろ出てきて、一方的に“ゴメンナサイ”して、自分だけスッキリしたって感じかな。オッサンは途中で出番がなくなる…っていうか、いなくなるというか…きっとオ●ニーの罰が当たったんじゃないだろうか?宗教的な話とかも絡んでくるし、オイラ的には苦手系。映画評で根拠のない点数を付けるのは嫌いだけど、オイラがAmazonに投稿するとしたら★2つかな?
監督:リアム・ギャヴィン
出演:キャサリン・ウォーカー スティーヴ・オーラム スーザン・ラフナン マーク・ヒューバーマン
【DVDソフトの購入】
DVD ドント・イット