ウォリアー・ゲート 時空を超えた騎士(2016年) | 勝手に映画紹介!?

ウォリアー・ゲート 時空を超えた騎士(2016年)

Enter the Warriors Gate

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「ウォリアー・ゲート 時空を超えた騎士(原題:The Warriors Gate)」を鑑賞…久々の監督作品「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」が日本でも公開されたばかり(近所のシネコンでやってなかったのでオイラは見てない)リュック・ベッソンが製作と脚本を担当しているフランス、中国合作のファンタジーアクション。「007/スペクター」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデイヴ・バウティスタが、主人公たちに立ち塞がる悪役を演じている。

パソコンのゲームにばかり夢中になっている少年ジャック・ブロンソン…ある日、バイト先の骨董店の主人から、北京にいる親戚から届いたばかりだという不思議な箱をもらう。箱を自宅に持ち帰ったその夜、寝ていたジャックの前に…剣を持った男ジャオが現れた!ジャオは、ジャックのことを“黒騎士”と呼び、助けを乞う。“黒騎士”はジャックがゲームを行う時のハンドルネームだった。やがてジャオは、箱の中からスーリン姫と呼ばれる美しい少女を導き、彼女をジャックに託して、再び箱の中へと戻っていく。ジャックはとりあえずスーリンの世話をはじめるが…。

ゲームオタクのひ弱な少年の部屋が、大昔の中国と繋がってしまい、現代と過去を行き来しながらお姫様を護るという…なんか映画版の「ドラえもん」みたいな話(そういえば、WOWOWの「ドラえもん」一挙放送、録画はコンプしたが、鑑賞が9作目くらいでとまってる)…まぁ、ベッソンが脚本を担当しているということで、相変わらず中学生の妄想みたいな話だっていうのも納得か?ストーリー展開は子供だましで幼稚だが、中国資本とがっつり手を組んでるので、大作感は充分に感じるし、バラエティに富んだキャストも、知ってる顔が多く…豪華な感じはする。

現代と過去の移動方法は…知り合いの骨董店主人から貰った中国製の不思議な箱(WOWOWのストーリー紹介、解説に“箱”と書いてあったので、オイラもそう表現したが、実際の映像では壺のようにも見える)…その箱に入ることで時空を超えて、タイムスリップ、瞬間移動してしまうってわけなんだけど、後に…それは“あちらの世界”の魔術師の仕業だったことが判明。その魔術師の予知能力みたいな力で、主人公が救世主として選ばれたんだけど、どうやら“ゲームの腕前”を“実際の能力”と勘違いしてしまったらしい…実際には弱虫の役立たずだった。

ただ、お姫様に仕える戦士と行動を共にするうちに、主人公は経験を積み、武術の力なんかも目ざめていくというご都合主義もありまして…さらに魔術師さえいればなんでも出来ちゃうじゃねーかという(笑)前半は過去からやって来たお姫様が、現代の文化に触れてびっくりどっきりしちゃうという、定番のカルチャーギャップネタで笑わせ、後半…敵に連れ去られたお姫様を助けるために、主人公が過去に乗りこんでいって救出作戦を展開すると。中華時代劇風のビジュアルに、「ロード・オブ・ザ・リング」あたりも意識しつつ、ちょっと“ハルク”も入ってましたね。

無理やり悪党とお姫様が婚姻させられそうになるのを阻止するというのはまんま「ロビンフッド」(K・コスナーの)な展開だし…オリジナルティ“ゼロ”でしたけど、お姫様を演じていたニーニー嬢(WOWOWでは“ニニ”という表記になってました)はお姫様の衣装と、現代人に成りすます時の衣装のギャップなども手伝い、それなりに可愛らしかった。日本で今年になって劇場公開された「悟空伝」にもメインキャストの1人で出ているそうだ。あと、出番は少なかったけど主人公のママが「バイオハザード」シリーズでジル・バレンタインを演じたシエンナ・ギロリーだったよ。


監督:マサイアス・ヘイニー
出演:マーク・チャオ ニー・ニー ユリア・シェルトン デイヴ・バウティスタ フランシス・ン シエンナ・ギロリー


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Blu-ray The Warriors Gate[Import] ※日本語収録なし





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