ウィルソン(2017年) | 勝手に映画紹介!?

ウィルソン(2017年)

Wilson

動画配信サービス“ビデオマーケット”にて実施中の“配信本数20万本達成大感謝祭!”キャンペーン…“20世紀FOXコラボ企画 毎日1本。無料で映画を楽しもう♪”にて5月7日まで配布されている無料クーポン“…キャンペーン初日(だと思う)から欠かさず毎日利用していたんだけど、とうとう漏れがでちゃいました。3日分のクーポンを取得したものの、何を見るか悩んでるうちに、視聴手続きを忘れて、その日のクーポンを未使用のまま“流して”しまいました…。特に全日制覇しても、表彰されるわけでもなく、モチベーション的なものだったんですけどね。

気を取り直して…残りの数日、最後まで頑張って利用してみたいと思います。そんなわけで“4日取得分・通算16本目”の作品は、未DVD、未ブルーレイ化、Amazonでは配信もやっていないウディ・ハレルソン主演のコメディ「ウィルソン(原題:Wilson)」をチョイスしてみた。新作、準新作系はもう見たい作品がないかなって思って、旧作、古典作品などにも手を広げ始めてたんだけど、2017年製作の映画で面白そうなものがまだあった。対象の無料FOX作品のラインナップ…もう一度ちゃんと確認しなきゃ。ジャケ画像は日本語収録なしの輸入盤BDです。

友達も少ない変わり者の中年男ウィルソン…ある日、唯一、親友と呼べる人物が夫婦揃って引っ越してしまい、その直後、田舎の病院に入院していた最後の肉親、父親が末期がんでこの世を去った。寂しさを紛らわせるため、異性との出会いを求めようとするのだが、それもうまくいかない。そんな時、自分の前から姿を消し、ずっと会っていなかった元妻ピッピの居所が判明。久しぶりに会いに行き、なんとなくヨリを戻そうとする。やがてピッピは、ウィルソンとの間に子供が授かっていた事実を告白。その子供は生まれてすぐ養子に出されていたのだが…。

なんとなく残念な少女たちの日常を脱力系で描いた「ゴーストワールド」と同じ原作者が描いたコミックを映像化したコメディ…FOX映画だと「バス男」(あらため「ナポレオン・ダイナマイト」)あたりにも通じるような…そういった作品の中年男版みたいなイメージでしょうか?ウディ・ハゲルソン…じゃなかったハレルソンは、人付き合いもあまりうまくないし、現実に対して、けっこう冷めた意見の持ち主、おまけにハイテク嫌い。そのくせけっこう寂しがり屋のところがあって、電車やバスなんかではあえて“他人”の近くに座って、声をかけずにはいられないんですよ。

コンビニやスーパーへ行って…レジのスタッフ相手に世間話を始める困ったじーさん、ばーさんのような…ぶっちゃけ“はた迷惑”な奴です。だから友達なんかもあまりいないし、結婚も失敗してて…今じゃ、まともに相手をしてくれるのは愛犬くらいか?いや、単に本人が溺愛しているだけのような気がしないでもないが…。そんなヤツでも、父親の死がショックだったらしく、急に出会いとかも求めちゃうんだけど、不器用だから“まともにナンパもできない”わけよ。そんな時に、別れた嫁さんの居所を掴んで、“あわよくば一発やっちまおう”って気分で会いに行く。

相手は元ヤク中、元娼婦のローラ・ダーン…彼女は更生してて、昔の事とかあまり触れられたくないのに、無神経にズケズケと入り込んでいくから、こりゃ~ヨリなんて戻すのは難しいんじゃないかと思いきや、予想に反して…いい雰囲気に!そんでもって、どさくさにまぎれて元嫁が爆弾発言する…別れた後にあんたの子供を産んだのよって。自分が父親であることを知らされて有頂天になるハレルソン…でも、ヤク中娼婦時代のローラ・ダーンが子育てなんかできるはずなく、子供は生まれてすぐに養子にだされてそれっきりだという…どうしても会いたい!

探偵を雇って娘探し、そして渋るローラ・ダーンを巻き込み、親子の再会を画策する。このあたりも思いのほかとんとん拍子で話は進むんだけど…段々と雲行きは怪しくなる。まず、念願の再会を果たす娘からして、普通だったら、見てる客が“こんな娘が欲しいな”って思うくらい、けっこう可愛い女の子が出てきたりするんだと思うんだけど、こういうところがリアルというか、まったく器量がよくない。おまけにデブ…デブハゲ親子、絵面が悪い。それでも、血を分けた娘というのは特別な存在…先に出ていた愛犬と同じくらい、それ以上の溺愛っぷりを見せる。

今までの時間で失ったものを取り戻し、人並みの生活をしたい、中年男のささやかな願望です…本来なら“本当の家族だったはず”の他人と織りなす家族ごっこ、疑似家族ものというちょっと不思議なシュチエーションがなんだか新鮮。でも、案の定…この幸せは長続きせず、ジェットコースター級の急展開が待っている。ただ、その後に陥る逆境も、偏屈な性格の主人公にとって、思いのほか心地よさそうに見えるから不思議なんだよな。時に世知辛い世の中を否定したりもするんだけど、最後はかなり前向きに、いやそうならざるをえない状況に追い込まれる。

やっぱりある年齢に達した人間の一番の幸せはそれなのか?現実的な答えにたどり着くんだけれども…それを見ていたオイラの境遇では、逆にファンタジーのように見えてきてしまった。まさに今の自分は…物語が始まった直後のウディ・ハレルソン、“主人公のウィルソン”である。見る人によっては、シュールな展開を笑って、最後にほっこりできる映画なんだと思うんだけど、オイラ的にはいつまでも“世の中に恨み節ばかりつぶやいているだけじゃ駄目だ”と…自分を見つめ直したくなる(って、ちょっと遅いか?)ような映画でもあったと…意外と深い作品です。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」でも存在感がばっちりあったローラ・ダーンのファンキーだけど、どこか可愛らしさもある元妻がけっこう素敵でした。ウィルソンが懇意にしている犬のシッターを演じるジュディ・グリア(「15時17分、パリ行き」でスペンサーの母親をやってた女優さん)もけっこうキュートで魅力的なんだけど、最後まで見ると、それも納得。親友と称して、家に押しかけてくるウィルソンを迷惑そうに見つめる、友人の妻を演じていたのが「24」のメアリー・リン・ライスカブ…ちょい役だったけど久しぶりに“クロエ”が見れて良かったよん♪


監督:クレイグ・ジョンソン
出演:ウディ・ハレルソン ローラ・ダーン ジュディ・グリア シェリル・ハインズ メアリー・リン・ライスカブ


【Amazonで見つけた海外盤BDです】
Blu-ray Wilson[Import] ※たぶん日本語収録なし







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!