エイリアン・ネイション(1988年)

動画配信サービス“ビデオマーケット”にて実施中の“配信本数20万本達成大感謝祭!”キャンペーン…“20世紀FOXコラボ企画 毎日1本。無料で映画を楽しもう♪”にて5月7日まで配布されている無料クーポン“30日取得分・通算13本目”…ちょっと懐かしいぞ、「エイリアン・ネイション」をチョイス。たぶん、淀川さんの日曜洋画劇場あたりで見た記憶はあるんだけど、ほとんど内容を覚えていない。パッケージソフトでは見てないので、字幕版でちゃんと作品に接するのは今回が初めてだ…主演は「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」のジェームズ・カーン。
1991年、UFOが地球に不時着、異星人がやって来た。時の合衆国大統領は彼らを“新移民”と認め…人間との共存が始まる。数年後、“新移民”の移住区で強盗事件が発生…相棒とパトロール中だったLA警察のサイクスは直ぐに現場へと踏み込むが、犯人たちの激しい抵抗に遭い、相棒を失ってしまう!翌日…“新移民”の身分で刑事になったサム・フランシスコと新たにコンビを組むことになったサイクス。上司からは相棒殺しの捜査から外れるようにと命じられたが、“新移民”が殺された別の事件が同一犯の仕業ではないかと考え、サムと共に真相に迫る!
宇宙人が地球にやって来た…という「V(ビジター)」チックな導入部なんだけれども、普通ならそれだけで2時間かけても惜しくない設定をサラっと押しつけ、直ぐに人間と宇宙人が共存を始める。そんな世界観で繰り広げられる…80年代らしい、正統派(?)なポリスアクション。それこそ昨年末にNetflixで鳴り物入りで始まったウィル・スミスの「ブライト」あたりにも通じる要素があるんだけど…ごちゃごちゃと色々なものを詰め込み過ぎてなんだかよくわからない作品、残念感漂う作品になった「ブライト」の100倍、アクション映画として面白い作品だった。
黒人を“クロ”と蔑む白人のように…宇宙人を“タコ”呼ばわりする地球人。宇宙人という設定を借りて、面白おかしく描きながらも、根底には人種差別を意識したアメリカ映画らしいテーマもしっかりと盛り込まれている。強盗殺人の裏側には…宇宙人専用のドラッグビジネスが絡んでいて、宇宙人という部分を意識しなければ、“移民の分際で俺たちのシマで悪事を働きやがって、この野郎!”っていう、本当にわかりやすいストーリー。ジェームズ・カーン演じる刑事は捜査手法も破天荒で不良っぽいイメージなのだが、異人種のエイリアンの方が真面目で堅物。
このデコボコ感もバディムービーとしてお約束だよね…。人間の相棒が殺される、最初の強盗シーンのアクションがやっぱり印象的…車を盾代わりに銃を構えるジェームズ・カーンが、「HAWAII FIVE-0」のダノ、息子のスコット・カーンにそっくりで、こんなところで“親子だな”って感じてしまう。ちなみにキャラクターのイケイケな性格はダノというよりはマクギャレットの方だったけどな(笑)劇中のセリフをそのまま信用するなら、“44マグナムの2倍の破壊力”だという454カスール弾使用、スコープ付きのバカでっかいM83(だと思う)がかっこよすぎでしびれた!
監督:グレアム・ベイカー
出演:ジェームズ・カーン マンディ・パティンキン テレンス・スタンプ ケヴィン・メジャー・ハワード
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