ハイスクール・ジャック 怒りの教室(1999年) | 勝手に映画紹介!?

ハイスクール・ジャック 怒りの教室(1999年)

LIGHT IT UP

動画配信サービス“ビデオマーケット”にて実施中の“配信本数20万本達成大感謝祭!”キャンペーン…“20世紀FOXコラボ企画 毎日1本。無料で映画を楽しもう♪”にて5月7日まで配布されている無料クーポン“29日取得分・通算12本目”…対象作品の中から、とりあえず自分が興味がありそうなものの、まだ見たことがない作品、Amazonプライムで無料対象になっていない作品を選ぼうと思ってるんだけど、だんだんしんどくなってきた。ようやく見つけたのがこちら「ハイスクール・ジャック 怒りの教室(原題:LIGHT IT UP)」…日本では未DVD化の模様。

ニューヨークのダウンタウンにある高校…不当に停職を言い渡された教師ノールズの処分を撤回させようとステファニー、レスター、ジギーら生徒は、校長に直訴するのだが、ステファニーたちまで停学を言い渡され激怒。騒動を鎮めようと、常駐する警官のジャクソンが呼ばれてやって来たのだが…抵抗するジギーともみ合いになり、銃が暴発!ジャクソンは負傷してしまう。応援の警察を呼び、ジギーを突き出そうとするジャクソンと校長。レスターは咄嗟に拳銃を奪い、ジャクソンを人質に!居合わせた同級生たちと一緒に学校に立て籠もるという選択をする。

配信ページの作品説明に“生か死か!これがアメリカン・バトル・ロワイアル、出口のない戦いが始まった!”って書かれていたんだけど…“どこがバトロワ?”って感じ。まぁ、深作欣二監督の「バトル・ロワイアル」が話題になっている頃に日本に入ってきた作品だと思われ、安易にこんなキャッチフレーズを考えちゃったんでしょうね。“バトロワ”っていうよりは…どちらかというとアメリカ版「ぼくらの七日間戦争」。ひょんなことから警官を人質にして学校に立て籠もることになった生徒たち…外には警察の他、保護者や他の生徒、そしてマスコミまでもが集まってくる。

「ぼくらの七日間戦争」といえば、子供たちが戦車まで持ち出し、教師や親、そして警察など大人に立ち向かうという痛快な物語であったが…こちらは銃社会のアメリカらしいリアルさで、武器はもちろん拳銃だ。そして、何より…子供だろうと、何だろうと…犯罪者には容赦なく、警官隊が発砲してくるという。中には、“相手は子供なんだから穏便に解決を”と常識的な事を言う刑事なんかもいるんだけど…結局、流れには逆らえない…。銃問題、貧困問題、そして差別や虐待、警官の暴行問題と…約19年前の作品だけど、現代に通じるテーマも凝縮されている。

きっかけは生徒の浅はかな行動ではあるものの、冗談では済まされない、思いのほか重たい落としどころになるので、けっこうビックリした。それこそ下手な邦画だったら、同じような状況で犠牲も出さずに、綺麗に丸く収まっちゃったりするんじゃないかな?もちろん、ただ単に“悪趣味なバッドエンドを見せる”ってだけでは終わらない…悲劇を経験したことで、当事者たちが選んだ答えに、希望や救いもちゃんと見えてくる、秀逸なエピローグに繋がり、より涙を誘うというか…。決して“アメリカン・バトル・ロワイアル”という言葉から想像するようなキワモノではない。

物語を動かすメインの高校生の中には、ロザリオ・ドーソンやクリフトン・コリンズ・Jrなど今でも一線で活躍するハリウッドの中堅・ベテランが顔をそろえており、なかなか豪華だ。横暴な態度が仇になり、人質になってしまう警官を演じているのは演技派のフォレスト・ウィテカー…立て籠もる生徒たちと接することで、目まぐるしく心情が変わる難しい役なんだけど…さすがの存在感で作品をビシっと締めてくれる。自暴自棄になる立て籠もった生徒と、突入・射殺のタイミングを計る警官隊の板挟みになるクライマックスの見せ場は圧巻だったな…。


監督:クレイグ・ボロティン
出演:アッシャー・レイモンド フォレスト・ウィテカー ロザリオ・ドーソン クリフトン・コリンズ・Jr ジャド・ネルソン


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