不能犯(2017年) | 勝手に映画紹介!?

不能犯(2017年)


【鑑賞日:2018年2月1日】

週間天気予報で“雪”の情報があったので、109シネマズのファーストデーで見ようとしていた「デトロイト」を火曜日に前倒し鑑賞。その後、“雪”は1日の夕方から降り始めるという正確な情報もあったので…それじゃあ、ということで…朝から109シネマズに行って、本日初日の「スリー・ビルボード」でも見るかなと思ったら、なんと人身事故で東海道線がストップ!あぶないあぶない、チケット買ってたら間に合わなかったかも。じゃあ、ということで本当は明日の会員デーで見ようと思っていた、「不能犯」をシネプレックスのファーストデーで鑑賞してきたよん♪

電話ボックスに“殺してほしい人間とその理由”を記したメッセージを残すと、本当に殺してくれるらしいという噂が広がっており、実際に変死事件が起きていた。その日も、カフェで金融業の男が、ガムシロップ入りの水をかけられた直後に苦しみだして死亡するという不可解な事件が起きる。鑑識によると毒を盛られた形跡はないという…。捜査を担当した多田友子は、事件直後に目撃された“黒スーツの男”に注目…男は他の類似事件の現場でも目撃されていた。実はその男、宇相吹正は見つめるだけで相手を死に追いやることができる“不能犯”だった!

そんなに見たいわけじゃなかったんだけど…“映画料金が安い時にポイントを稼いでおこう”というのが、鑑賞理由の一つでもある(笑)これでまた6ポイント貯まったので、土曜日公開の「羊の木」を見に行こうかなと。えーと、「不能犯」ですが、原作は同名のコミック…ブックオフの漫画本100円コーナーに陳列されているのを見かけたことがあるけど、手に取ったことはなかった。アニメファン的には、“片目がピカっと光って、相手をマインドコントロールする”って設定を聞いて、真っ先に思い出すのはやっぱり「コードギアス 反逆のルルーシュ」のルルーシュだよね。

あとは、他人の意見を参考にして“人を裁く”感じは「デスノート」っぽくもある。そういえば、松坂桃李が演じた宇相吹正のヌボ~っとした薄気味の悪い見た目は、松山ケンイチが「デスノート」で演じていた“L”にもなんとなく似ているなと思った。ストーリーの方は、“マインドコントロールを利用して、相手を不審死させる”…証拠がないから“警察は事件として扱えない”という、ミステリーでは頻繁に使われるネタ。オイラの大好きな今野敏先生も「マインド」なんて作品を書いてるし、映像化もされた内藤了の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」あたりも近い題材かも?

全体的にツッコミどころも多い作品なんだけど…個々の細かいエピソード(宇相吹が受け、実行した依頼のオチ)は、“意外と面白い”と思わせるものがある。マナーが悪いバカ嫁の言い分を真に受け“分別ごみを注意した町内会長さん”を逆恨み、殺しの依頼をしてしまう話なんかも…確かに町内会長さんは陰湿だったが、明らかに嫁が悪いだろ、そんな理由で殺しを依頼するなよという客のツッコミを、作り手がしっかり見透かしている。“ヤク中なんて死ね”に代表される、クズや馬鹿どもの抹殺になんともいえない高揚感…この映画こそ“ドラッグ”のようだ。

あと、どんな理由があるにせよ…“ヤリマン(でも、男として真野恵里菜がデリヘル嬢として部屋にやってきたら嬉しい)”や“ヤリチン”が哀れな末路を迎えることが多いなと。そういう相手の命ばかり弄ぶ不能犯は“あっちも不能”で…相当、鬱憤がたまってる男なのではないかと勘繰ってしまう。こんな感じで、なんだかんだと楽しめる要素があるんだけど…不能犯と対峙するもう一人の主人公、女刑事を演じた沢尻エリカ、エリカ様ってこんなに演技が下手だったっけ?やたら芝居がかってて超不自然…初々しかった「パッチギ!」の頃がなんだか懐かしい。

ついでに…先輩の女刑事を矢田亜希子が演じてるんだけど、刑事だから衣装も似通ってるし、2人が並ぶと、どっちがどっちだかわからなくなる。矢田亜希子の演技は、そんなに悪くはなかったけど…もうちょっと見た目の違う女優さんをキャスティングした方が良かったのではないだろうか?上司を演じたテット・ワダって役者も…普段は海外での活躍が多いそうで、セリフの言い回しがイマイチ…棒読みっぽい。てっきりまた、EXILEのメンバーでも連れてきたのかと思ったが、そうではないらしい。新人刑事を演じた千葉ちゃんの息子、真剣佑の方がまともだったな。

漫画原作ということで、まだまだ続編が作れそうな終わり方だった(配信用のスピンオフドラマもあって、地上波でも放送されたらしいんだが、見なかった)。そういえばエンディングロール…らせん状に回転するテロップが…「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」にソックリだったな。設定が既存作品のオマージュ(笑)だらけなので…ここもパクリか?なんて深読みしたくなった(笑)ネットの映画評でくれい響きさんが「笑ゥせぇるすまん」も引き合いに出していたが、ある場面で某キャラが、何度も“ドーン”を連呼するのも…狙いだったのかもしれない。


監督:白石晃士
出演:松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 真野恵里菜 矢田亜希子 安田顕


【ノベライズ小説はこちら】
映画ノベライズ 不能犯 (オレンジ文庫)







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