破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年) | 勝手に映画紹介!?

破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年)

破門 ふたりのヤクビョーガミ

WOWOWでエアチェックしておいた「破門 ふたりのヤクビョーガミ」を鑑賞…黒川博行の人気小説“疫病神シリーズ”を映画化したもの。小説はまったく読んだことがないのだけれども、かつてBSスカパーでドラマ化された…本作と同じ原作を使った「破門(疫病神シリーズ)」の鑑賞経験はある。ドラマ版で北村一輝が演じていたヤクザの桑原を佐々木蔵之介が、濱田岳が演じていた相棒の二宮をジャニーズの横山裕が演じる。その他のキャストも変更されているが、ドラマ版にも出ていた木下ほうかや佐藤佐吉が、別の役で映画版の方にも登場していた。

建築コンサルタントの二宮啓之は、仕事を通じ二蝶会のヤクザ桑原保彦と知り合って以来、何かとトラブルに巻き込まれてばかりである。ある日、映画プロデューサーの小清水から接触があり、映画の仕事が舞い込む。そして桑原も同行して、小清水から詳しい話を聞くことに。その後、桑原の所属する二蝶会の若頭で、二宮とも面識がある嶋田にその企画を紹介し、出資してくれることになったのだが…なんと小清水が嶋田から預かった金を持ったまま、愛人と一緒に行方をくらませてしまった!二宮と桑原は慌てて小清水の行方を捜そうとするのだが…。

ネットなどの情報によるとこの「破門」という作品は原作シリーズの5作目とのこと。だけど、ドラマ版ではオイラのような原作未読者にも入りやすいように…ちゃんと主人公の桑原と二宮の出会いから描いていたので、物語に入りやすかった。本作は…メインキャラの関係性を鑑賞者は知ってて当然という体で話がどんどんと進んでいってしまうので、ちょっと不親切に感じたね。北川景子が演じる“いとこ”の登場も唐突感がある。さらに、尺の関係なのか…ドラマでは複雑に絡み合っていた人物関係がだいぶ端折られていて、あっさりしすぎていた気もする。

っていうか…Amazonのレビューでも散々書かれてるけど、先にドラマ版「破門」を見ちゃってると、主役2人のハマリ具合がイマイチのように思える。それこそオイラは原作を読んでないので、どちらが原作のイメージに近いのかよくわからないんだけど、北村一輝の“やばい感”に比べると…どんなに凄んでも佐々木蔵之介じゃ“品がありすぎる”。いや、佐々木蔵之介って本来は好きな俳優の1人なんだよ。なんせ“ハンチョウ(安積警部補)”だし(笑)「ハンチョウ6」で共演経験のある橋爪功との掛け合いもあったりして、そういうところはよかったけど。

ああ、ジャニーズファンには悪いけど横山裕の演技は問題外だよ…セリフ棒読みじゃねーか?お前の顔を見るのは“ヒルナンデス!”だけで充分だわさ。そもそも関西出身なのに、関西人の役が下手って…ドラマの濱田岳は東京出身だけどけっこう大阪弁も頑張ってたよ。まぁ、そこが役者とジャニーズアイドルの違いなんだろうけど。タイトルからして“ヤクビョーガミ”って舐めてね?きっとジャニヲタの若いねーちゃんたちを意識したんだろうね(漢字読めなそうだし)…“疫病神”より“ヤクビョーガミ”の方がシャレオツ感あるだろうみたいな、そういうところが駄目!


監督:小林聖太郎
出演:佐々木蔵之介 横山裕 北川景子 濱田崇裕 矢本悠馬 橋本マナミ 木下ほうか 國村隼 橋爪功


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