ザ・サスペンス「陰の告発者」(1984年) | 勝手に映画紹介!?

ザ・サスペンス「陰の告発者」(1984年)

ザ・サスペンス「陰の告発者」

昨日は、予定通りに1泊2日で…母親が退院、術後の経過も今のところ問題ないということで、担当医からお墨付きを貰えた。病院まで迎えに行って、退院の手続き…家に帰って来たのは昼ちょっと前で、結局、午前中は潰れてしまった。予定通り…明日の叔母(母から見ると義妹)の葬儀に出かける為、とりあえず昨日と今日はおとなしくしているように言聞かせ(退院時に看護師さんにも無理しちゃだめですよと念を押された)、家事全般はオイラが受け持つことに。さすがに疲れて、早くに床に就く…夜中に一瞬目を覚ましたが、朝までグッスリだったよ。

そして本日は…明日の準備を色々と。まず電車で出かけなきゃいけないので時間やルートを再度確認。そして、気づいてしまった…明日は土曜日だから、もしかして“休日おでかけパス”が使えるのではないかと。さっそく目的地をメモって、駅の“みどりの窓口”へ赴く。やっぱり…葬儀場のある目的地がフリーエリア内であった。普通だと片道1950円かかるところを、往復&乗り降り自由の途中下車付で2,670円で済む。大人2名分だから、2460円ほどお得でした。あとは喪服の準備、香典の確認などなど…明日は、朝5時起き、7時過ぎには電車に乗る予定。

さて、今日もけっこう忙しかったけど、時間の隙間を見つけて、この間の月イチのスカパー無料デーで録画した、TBSチャンネル放送の“ザ・サスペンス「陰の告発者」”を鑑賞。推理作家・草野唯雄の同名タイトルの小説を映像化した、いわゆる2時間ドラマです…。特に原作を読んだことがあるとか、この作家のファンだってことでもなく…30年以上も前の作品なんで、内容もよく知らなかったんだけど、なんとなく、番組の予約録画時にレコーダーに表示されるあらすじなんかを読んで、面白そうだなって思った。メインキャストでジョニー大倉が出ていたよ。

8年前、丹沢でハイキング中に強姦された挙句、殺されかけた喜久子…その経験を誰にも語らず、秘密にしたまま、小説家・伏見と出会い結婚。今は、幸せな生活を送っていた。ある日、スランプで悩んでいた伏見がとんでもない行動をする。体験主義によるリアルな作風が売りの伏見は、次回作で“レイプ”を題材にすることになり、喜久子にもそういう経験があるのかしつこく聞き出そうとし、そういったプレイを強要してきたのだ。喜久子はその時の伏見の手口が、8年前の事件の犯人とソックリなのに気づき…もしかして伏見が犯人なのではないかと疑いだす。

地中に埋められた女=ヒロインが、必死になって這い出して来るという衝撃的なシーンから幕開け。レイプされた挙句、殺されかかったんだけど…奇跡的に生き延び、助かったらしい。生還した直後は全身泥だらけで誰だかわからない。後に…ジョニー大倉演じる人気作家の美人妻と同一人物だということがわかる。で、この美人妻=ヒロインが、定時制教師をやってるんだけど、構内で誰かに襲われそうになり…過去の忌まわしい出来事を思い出す。この時は、間一髪で難を逃れるんだけど…タイミングよく、家で作家の旦那がレイプの話を始める。

実体験をもとに小説の執筆をしている旦那のジョニー大倉は、レイプ小説を執筆中なんだけど、さすがに小説のために、レイプなんかできないので、自分の嫁にそういう経験がないかと訊ねる。ついでに、そういうプレイをしてみたいと、実際に嫁さんを無理やり犯そうとする。その手口が、あまりにも8年前のレイプ犯とクリソツだったので、嫁さんはかなり強く拒絶。それどころか、旦那が犯人ではないかと思い始める。で、注意深く夫を観察すると…新聞に載っていた痴漢の目撃証言と、夫の特徴がことごとく合致。もしかして構内のレイプ未遂も夫の仕業か?

わざわざ痴漢被害者に会いに行って…確信をどんどん強めるヒロイン。なんとか、自分をレイプした犯人が、夫だったという証拠を見つけたい。一番、てっとり早いのは“犯人=夫の自白”なわけでして…それを聞き出すために、夫がレイプ事件のアリバイ作りに利用した別の事件の、真犯人として警察に密告!殺人犯になりたくない夫は、遂にレイプ犯の確たる証拠を口走ってしまう。クライマックスは、ヒロインの復讐が始まり…と、なんだかアクションのない「キル・ビル」みたいな印象。レイプシーンも生々しく昔の2時間ドラマはやっぱり凄かったなと感心する。


監督:井上芳夫
出演:高瀬春奈 ジョニー大倉 島村佳江 小池朝雄 大場順 藤田弓子 浅見美那 平野稔 三谷昇


【原作小説はこちら】
陰の告発者 (角川文庫)







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