海底大戦争(1966年) | 勝手に映画紹介!?

海底大戦争(1966年)

海底大戦争

大本命と言われてた「ラ・ラ・ランド」が大したことなかったじゃないか(某映画サイトのアカデミー賞予想クイズは「ラ・ラ・ランド」を中心に選んだのに)などアカデミー賞の話題や…それともなければキャメロン映画の常連、ビル・パクストンの急死にびっくらこいたとか…色々と語りたい映画ネタもあるんだけど、今日はAmazonのプライムビデオに最近になって追加されたらしい、千葉真一の映画を1本見終わったので、その感想を書く…サムネ画像に写っていたウェットスーツ姿の千葉ちゃんが、ジェームズ・ボンドみたいでちょっと凛々しかった「海底大戦争」。

新聞記者の安部は…米軍による潜水艦新型魚雷を取材するため、他国の記者たちと実験を見学していた。その際、記者たちが目にしているモニターに“謎の人型”が映し出された!いったい何が起きたのかと詰め寄る記者たちに対し、米軍はただの“水死体”だといって、取り合おうとははしない。納得できない安倍とカメラマンのジェニーは…アクアラングをつけて現場海域へ向かう。そこでジェニーは怪物に遭遇。証拠の写真も撮ったのだが、カメラを海中に落としてしまった!証拠がないと誰も怪物の存在を信じないので、2人は…もう一度、海中に潜る。

今まで見たこともない作品だったので、内容もよくわからず鑑賞をはじめる。前述の通り、ウェットスーツ姿の千葉ちゃんから、漠然と「007/サンダーボール作戦」みたいなアクションものを想像、期待してた。冒頭は米軍の潜水艦による魚雷実験シーンから幕開け…おお、やっぱりミリタリーな内容なのか?潜水艦が標的である、無人艦に向かって魚雷を発射…もちろん模型による特撮なんだけど、映像的には嫌いじゃない、むしろ好み。で、記者たちが見守るその実験の最中に…予想だにしなかったものが目に飛び込んできて、あれは何だと大慌てになる。

魚雷を観察するためのモニターに“人影”みたいなのが一瞬横切るんですね…そうだな、「ウルトラマン」のオープニングテロップに出てくるウルトラマンのシルエットみたいな映像をイメージして、それが一瞬、挿入される感じ。記者たちは色々と想像をめぐらせて、米軍に詰め寄るんだけど…米軍は、“たまたま現場にあった水死体”だと結論付けて、まったく記者たちの追及を取り合わない。それに納得しない千葉ちゃんと、お仲間の金髪美女が海に潜って…実際に化け物に遭遇する。どう見ても“半魚人”なのだが…劇中ではそう呼ばれることはなかった。

実は、マッドサイエンティスト率いる謎の組織がですね…米軍の実験場近くに、海底都市をこっそりと建設してまして、化け物は、そこで作られた改造人間(もともとは人間だった!)…サイボーグだった!もちろんマッドサイエンティストの最終目的は地球征服(笑)その真相にたどり着いてしまった千葉ちゃんと金髪美女はマッドサイエンティストに拉致られ、サイボーグに改造されそうになる!ピーーーンチ、どうする千葉ちゃん。その頃、米軍も2人が行方不明になったことに気づき慌て始め、潜水艦を使った捜索活動を開始…ようやく海底都市の発見に至る!

ぜんぜん007みたいな映画ではなかった、ツッコミ満載の中途半端なSFだったんだけど…半魚人、もとい…サイボーグの造形に味があって、なんとなくクセになるのは確か。人間をサイボーグに改造する過程なんかも、最近の味気ないCGと違って、グチャグチャ、ドロドロとした造形物やメイキャップを駆使したアナクロな感じが、古典の怪奇映画を見ているような、子供の時だったら、ちょっとトラウマになったかもしれないなという…意外と薄気味悪さを演出。欲を言えば…もうちょっと強くて、カッコいい千葉ちゃんが見たかったけど、新聞記者の役じゃあんなもんか?


監督:佐藤肇
出演:千葉真一 ペギー・ニール フランツ・グルーバー アンドレ・ヒューズ エリック・ニールセン 室田日出男


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