不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌(2012年) | 勝手に映画紹介!?

不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌(2012年)

不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌

WOWOWの“不良探偵ジャック・アイリッシュ”シリーズ全3作品の一挙放送をエアチェック…「L.A.コンフィデンシャル」「メメント」のガイ・ピアース主演による、オーストラリアのTVムービー。1作目の「死者からの依頼」は過去に、スカパー、ムービープラスの無料放送で視聴経験あり。どこかに、まだエアチェックディスクも残っていると思うけど、一応、WOWOW放送版で揃えておきたいので、録画は行う。内容はなんとなく覚えているので、再鑑賞はパス…そんなわけで2作目の「不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌」から鑑賞することにした。

やり手の弁護士だったジャック・アイリッシュだが、依頼人の逆恨みに遭い、妻が殺されたことから弁護士を引退。現在は、借金の取り立てやギャンブルで生計を立てていた。ある日、フットボール選手だった亡き父親のチームメイト、デス・コナーズが訪ねてきて、遺言書の作成を依頼される。その過程、デスの息子、ゲリー・コナーズが大金を持ったまま行方不明になっており、デスの家が銀行から差し押さえにあっている事実も判明。ジャックは成り行きでゲリーの捜索も引き受けるのだが…なんとゲリーは麻薬の密売に加担しており、警察も行方を探していた!

見ているうちに1作目の内容…事件の詳細というよりは、ジャックを取り巻く環境を色々と思い出す。シリーズものということで、前作でも印象に残った個性豊かな脇役たちが登場。メインストーリーである“父親の知人の息子の失踪”にあまり直接関わってこない、枝葉のエピソードも意外と多かったりする。そうそう、中でも気になっていたのが…前作のヒロインである、女性ジャーナリストと主人公ジャックの恋の行方。前作では濡れ場もあったり、なかなかセクシーなオバチャンだったんだけど…あらら、倦怠期?仕事を理由に、二人の間に溝ができてしまっている。

ジャックは調査中に知り合った別のねーちゃんと、いい仲になっちゃっうし(前作でジャーナリストのオバチャンはオッパイが見えたけど、今回のお相手は露出が控え目)、このまま元カノになっちゃうのかな…?前半では、TV画面を通しての対峙、はたまた電話でのやり取りのみだったんだけど…後半ではしっかり面と向かって会話するシーンなんかもありまして、元鞘に戻るかどうかも気になる。もう一つ、ジャックの食いぶちの一つ、競馬のオッズ操作への加担の方でもちょっとしたトラブルがあり、裏稼業な人間たちとのブラックなやり取りにクスリとさせられる。

本筋の麻薬取引絡みの失踪事件に関しては、“黒幕が予想通り”だったりして…今回もそんなに奇を衒った内容ではなかったものの、意外なレギュラー脇役が事件に巻き込まれてしまったりして、ハラハラとさせる。やっぱり事件そのものよりも、こういうシリーズものとしてのキャラクターの関係性や変化の方に面白さを感じるよね。単発で見るとなんだか地味なんだけど、回を増すごとにジワリジワリとシリーズものの面白さが滲みでてくるあたりは、トム・セレックの“警察署長ジェッシイ・ストーン”シリーズなんかとも似た印象を受ける。3作目も続けて鑑賞予定。


監督:ジェフリー・ウォーカー
出演:ガイ・ピアース マルタ・デュッセルドープ アーロン・ペダーセン ロイ・ビリング シェーン・ジェイコブソン


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