ドラゴン・ブレイド(2015年) | 勝手に映画紹介!?

ドラゴン・ブレイド(2015年)

ドラゴン・ブレイド

例年通り、“寝正月”なんだから…“正月疲れ”でもないだろうに、見事に風邪をひきまして…年末のNHK紅白のごとく“グタグタ”しております。喉の傷みと咳がおさまらず最悪、カラダがダルダル。少しでも憂鬱な気分を発散させようと…WOWOWでエアチェックしておいたジャッキー映画「ドラゴン・ブレイド」を鑑賞…紀元前のシルクロードを舞台に、前漢軍とローマ軍が戦うという歴史スペクタクル(史実を脚色したフィクションとのこと)。主演のジャッキーがハリウッドからの刺客(笑)ジョン・キューザックやアカデミー賞俳優エイドリアン・ブロディを迎え撃つ!

前漢時代の中国、シルクロードでは36の部族が入り乱れ、争いを繰り広げていた。国境防衛を任されていた前漢の西域警備隊長フォ・アンは、無実の罪を着せられ、部下と共に辺境の関所・雁門関へ追いやられてしまう。一方、ローマ帝国のルシウスは、権力闘争の末、暗殺された執政官の末息子プブリウスの命を守りながら、自分の軍勢と共にシルクロードへ逃れてきて、雁門関にたどり着く。当初は、雁門関を攻め落とす予定でいたが、フォ・アンと剣を交えているうちに休戦の道を選び、友情を深めていく。そこにローマ帝国の追手が迫って来て…。

ジャッキーと宮崎駿の引退は、だいたい信用しないというのが定説だよね(笑)ジャッキーがアクションから引退すると伝えられてから何年も経ってるけど…相変わらず、バリバリのアクション映画です。さすがに、自分1人で物語を引っ張っていくような“俺様ムービー”ってわけにはいかず、同胞の若手からハリウッドスターまで担ぎ出してのスペクタクルなわけだけど、お馴染みのジャッキーアクションはしっかりと堪能できる作品になっている。それこそ、ここ最近の“群像”系作品と比べると…その他大勢とジャッキーとのバランスも良くなってきているように思えた。

だから、アクション映画として捉えれば何の問題もない及第点な作品だが…細かい点にケチをつけはじめると、人が多くてワサワサしすぎるとか、最初の展開が早すぎ、それに比べると中盤はのっぺり、嫁さん(?)よりも仲間の友情をとって最後はケロっとしてるジャッキーに違和感があったりと…気になる部分は色々とある。あと、ジャッキーの歌舞伎役者みたいなメイクが怖い(笑)冒頭、馬に乗って颯爽と現れたジャッキーを見て、誰だ、コイツって思っちゃった。よーく見たらジャッキーだった。動きで確信、軽いアクションならまだまだ現役、全然衰えていない。

ジョン・キューザックとは互角に戦っていたが(剣を交えたことで、マブダチになる)、さすがのジャッキーもアカデミー賞俳優には苦戦?ラスボス、エイドリアン・ブロディ(役柄的に、ジャッキーを屁とも思っていない貫録はさすが)にはかなり手を焼き、心身ともにボロボロになっていく。起死回生、最後の一手は…今までの流れを見ているとだいたい予想できる、きっと“アレ”が活躍するだろうと。外国映画は字幕派のオイラも“石丸ジャッキー”はちょっと見たい(聴きたい)が、吹き替え版の放送は月末までお預け。吹替えは水樹奈々や立木文彦も参加してる!


監督:ダニエル・リー
出演:ジャッキー・チェン ジョン・キューザック エイドリアン・ブロディ チェ・シウォン リン・ポン


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