警視庁機動捜査隊216Ⅵ 絶てない鎖(2016年) | 勝手に映画紹介!?

警視庁機動捜査隊216Ⅵ 絶てない鎖(2016年)

警視庁機動捜査隊216・6 絶てない鎖

昨晩、TBSの月曜名作劇場でエアチェックしておいた「警視庁機動捜査隊216Ⅵ 絶てない鎖」を鑑賞…沢口靖子がキソウこと、機動捜査隊の班長を演じる人気シリーズの第6弾。このシリーズは最初から追いかけてまして、オイラのブログでも過去作品、全部のレビューをアップしております。2時間ドラマにしては、けっこう警察描写が本格的でマニアックなところがお薦めでして、毎回楽しみなんだよね。だいたい年に1回くらいのペースで放送されるんだけど、そろそろ連ドラで!それが無理なら年2回に増やしてほしいなぁなんて思うんだけど…駄目かな?

事件が発生すれば真っ先に現場に赴き、初動捜査を担当する機動捜査隊。警視庁第二機動捜査隊の沢村舞子が出勤すると…いつもコンビを組むベテランの金子巡査部長が珍しく居なかった。実は金子巡査は出勤途中に“当たり屋”事件の犯行グループと遭遇…その過程で犯人と思われる人物に暴行を受け、意識不明に陥っていたのだ!金子巡査部長の容体も気になるが…助っ人に来た松岡を加えて、密行任務に出動。舞子は部下の富田とコンビを組む。そこへさっそく事件の一報が!雑居ビルの駐車場で会社社長の死体が発見されたのだ!

前作では、松尾諭演じる部下の富田が負傷して、食事当番にまわされてしまい(笑)助っ人として、池内万作演じる松岡という新キャラクターが登場した。このまま富田がいなくなってしまうんではないかななんても思ったのだが、無事に復帰して、今まで通りに捜査をしてました。で、前作の助っ人だったはずの松岡も再び登場するんだけど…その代わり、いつも、主人公の沢口靖子とコンビを組む赤井英和演じるベテラン刑事のネコさん(金子巡査部長)が、通勤途中に事件に巻き込まれ、意識不明の重体に陥るという、衝撃展開から幕を開けるのだ。

今度こそ、本当に大人の事情か?とうとうレギュラーキャラに殉職者が出てしまうのか?と…ハラハラ、ドキドキですが…どんな扱いになるかは、本編を見てのお楽しみと言う事で。そんなわけで、今回は松尾諭が沢口靖子の相棒役に昇格!前作で出番が少なかったので、スタッフの罪滅ぼし的な計らいか?(笑)いやいや、このコンビがなんとまぁ新旧ゴジラのメインキャストコンビだったという嬉しい誤算も!沢口靖子は「ゴジラ(84年版)」のヒロイン、そして松尾諭は「シン・ゴジラ」の泉修一役(主人公・矢口の友人でけっこうファンが多い!)だもんね。

松尾諭なんて、ちょっと前まで田口浩正とかぶってる、区別がつかないただのデブ俳優じゃねーかと思ってたけど(笑)いつの間にやら有名俳優の仲間入りだよなぁ。本作の劇中でも…いつになくハッスルした場面が多く、後輩の斉藤祥太に見直されるという…現実と役柄がリンクする感じが非常に面白かったりもした。池内万作演じる松岡も、2作目となるとだいぶメンバーに馴染んできたみたいで、前作では問題を起こしそうな予感も孕んだキャラだったのだが、今作では、メンバー暴走のストッパー役として、頼りになる先輩刑事、アニキキャラになっていた。

肝心なストーリーの方は…いつものように複数の事件が同時進行、それらが密接に関わり合いながら進んでいく。ネコさんが負傷した“当たり屋”事件からはじまり、殺人事件、自殺騒動、轢き逃げ、横領と次から次へと事件は巻き起こる。キソウは邪魔だと一課に邪見に扱われるのもお約束…そう、キソウは初動捜査だけがお仕事であり、本来、引き継ぎを終えた事件に関わることはないのだ。そのあたりを、不自然なくどうやって見せるのかというのも…毎回の課題である。それにしても一課の刑事、特に大西武志演じる係長のガラが悪すぎるだろ(笑)


監督:児玉宜久
出演:沢口靖子 赤井英和 松尾諭 斉藤祥太 池内万作 丘みつ子 天宮良 渡部豪太 西村雅彦


【原作がないので、キソウを題材にした似た小説を!】
刑事道 浅草機動捜査隊 (実業之日本社文庫)







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