スティル・ブラック(1998年) | 勝手に映画紹介!?

スティル・ブラック(1998年)

スティル・ブラック

ヤフオク物色中に見つけたVHSビデオソフト「スティル・ブラック」を衝動的にポチる…送料込380円即決!ちょうどTポイントが余ってたから現金出費250円でGET!数日前に落札して、昨日、郵便で届いた。かなり昔にレンタルビデオで一度見たんだよ…タイトルの印象から、ハリウッド大作と勘違いして(ビデオの発売元もワーナーブラザーズだったりしたので)。でも、実際は香港映画だったんだけど…これがなかなか面白くて…久しぶりに見たいなと思っていたところなんだ。ちなみにAmazonでも中古ビデオが1円から出品!ただし送料が391円とられます。

中国でハイジャック事件が発生!特殊工作員のドンは…ハイジャック機内への潜入を試みようとしていたのだが、急きょ、作戦の中止命令が!しかし現場の判断で作戦を決行し、見事、事件を解決するものの、命令無視の責任をとらされ、東欧の小国ラベニアの中国大使館へと左遷されてしまった。現地に到着したドンは、駅で迎えを待っていたところ…日本でサリン事件を起こしたカルト教団の教祖ミシマと遭遇!逮捕に協力し、ラベリアの警察に引き渡す。その後、教祖奪還を企む信者たちのテロが横行…ドンたち大使館の人間も事件に巻き込まれていく!

最初のハイジャック事件のくだりくらいしか、内容を覚えていなかったんだけど…けっこう太っ腹で、色々な要素がこれでもかと詰め込んであった。独断先行型の工作員チウ・マンチェクが左遷されて、東欧の中国大使館に飛ばされる。そこで大使のボディーガードを務めることになったんだけど、着任早々…偶然にカルト教団教祖と遭遇、勢いで捕まえてしまう!手柄は地元警察に持ってかれてしまったんだけど…逮捕した教祖からはしっかりとマークされてしまいまして、その後に起きる信者たちの教祖奪還計画に巻き込まれていくというのが基本ストーリー。

カルト教団相手だけではなく、地元の保安局長っていうのが、時代劇で言うところの悪代官ポジションでして、何やら悪巧みをしていまして…その陰謀にも巻き込まれる。結果、三つ巴、四つ巴で、いったい、誰と誰が繋がってて、誰と誰が敵対してるのか、よくわからなくなってくる(笑)さらに、天安門事件を境に別れてしまった元カノ、スー・チーとバッタリ再会!まぁ、予想通りだけれども…これが主人公の弱点でして、敵の人質とかになっちゃうんだよ。カルト教団、スーチー人質ってことで…同じ年に作られたもう一つの傑作香港映画「ホーク/B計画」にも酷似。

海外ロケで欧米作品のようなスケール感を意識しつつ、そこに香港仕込みのアクションががっつりと加わって、今見ても見ごたえのあるアクションに仕上がっていた。走行中のバンに飛び込んできたロケット弾を…チウ・マンチェクが後部扉を蹴り開け、やり過ごし…そのまま後方から迫っていた別の敵を倒しちゃうとかね…もうメチャクチャなアクションが最高にイカしてます。派手な銃撃戦もいっぱいあるんだけど…結局最後は拳と拳のぶつかり合い、そして蹴りあい、投げ飛ばし合いで、なんでもカンフー映画にしちゃう香港映画らしさも味わえ文句なしです。

メインキャラがみんな被弾!よく生きてるなぁ~って思ったら、無駄死にキャラも出てきます。劇中、スー・チーが聴いてるラジオ番組のDJが「007/死ぬのは奴らだ」のテーマ曲“LIVE and Die”を紹介するんだけど…実際に曲がかる直前でシーンが切り替わってしまった。まぁ、色々と権利の問題とかも絡んでいるのだろう(曲を使っちゃうとお金取られるからね)…ボンドフリークとしては、ちょっぴり残念だった。なんで、あんな曲の紹介が出てきたかというのは…まぁ、作品内容の暗喩ということでしょう。VHSでも充分だけど、せめてDVDくらい出てくれないか?


監督:アラン・ラム
出演:チウ・マンチェク スー・チー ホイ・リン ケン・ウォン タン・ジョー・チャン ケネス・ツァン


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VHS スティル・ブラック【字幕版】
DVD Another Meltdown(import) ←国によりタイトル様々
スティル・ブラック





英題はTHE BLACKSHEEP AFFAIR YouTubeに予告があったよ!








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