警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑(2012年) | 勝手に映画紹介!?

警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑(2012年)

警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑

WOWOWの警察署長ジェッシイ・ストーン2週連続一挙放送の後半分4作品をエアチェック…いよいよ最後のシリーズ8作目「警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑」を鑑賞。5~7作目は日本では未DVD化、7作目のみAmazonのインスタントビデオで配信していましたが…なんとこの8作目はDVDが出てるみたいですよ…って、何か普通のDVDと違う気が…と思ったら、注文を受けてから製作されるオンデマンドDVDという特殊な販売方法だった(在庫を抱える心配がないから、マニアックな作品も出せる)。7作目同様、インスタントビデオの配信もあり。

田舎町パラダイスで警察署長を務めていたジェッシイ・ストーンは、仕事を辞めさせられ退屈な日々を過ごしていた。そんな時に、後任の新署長ウィリアム・バトラーが、パトカーに乗ったまま爆殺されるという事件が発生!バトラーは行政委員ハンソンの義理の息子にあたり、ハンソンはショックを隠しきれない様子。そこで急遽、ジェッシイを警察署長に復帰させることを決め、本人に打診。引き受けたジェッシイは、さっそく捜査をはじめるのだが…かつての部下、ローズやルーサー(スーツケース)も既に警官を辞めており、1人で捜査を行う羽目に…。

前作で署長をクビになり、このままだったら「警察署長ジェッシイ・ストーン」ってタイトル(あくまで邦題)を変えなきゃいけないじゃんって心配してたんだけど…よかった、署長職に復帰です。ネットやレコーダーに表示されるあらすじ紹介を見ていたので、その原因が“新署長の爆死”にあるというのは理解してたんだけど…なんと、もう一人、巻き添えをくらって死んでしまう人物が!ちょっとお久しぶり、ジェッシイにクビにされたおっさんの警官、ディアンジェロが再登場してると思った瞬間に、ドカーン!新署長もたった2話、それも2話目の冒頭でご臨終なんて。

衝撃的な展開ではあるが…クスって笑ってしまう。何気に“ジェッシイが嫌っている人物”が2人も死んだという事で…ジェッシイが犯人だったら面白いよね。まぁ、さすがにそこまで突飛な展開にはなりません。(本人も)待ってましたで署長に復帰するわけですが…自分がいない間に、警察署の内部が様変わりしていたりしてかなり戸惑い気味。つーか、腹心の部下、おばちゃん警官ローズと、署長代理も務めたスーツケースもジェッシィの後を追うように警官を辞めていて…新署長と復帰したばかりのディアンジェロが爆死したので、署にはジェッシィ1人だけ!

ただでさえ、寂しがり屋なのに…無事に事件を解決できるのか?って感じだけれども、なんだかんだ言っても、周囲にはジェッシィが大好きな人がいっぱいいるから、色々と協力してくれるわけだ。“身体の関係”ときっぱり宣言していた前作でいい関係になったガールフレンドなんて、髪型や服装がだいぶ変わって雰囲気が全然違うから、一瞬、また別の女を口説いたのか?って勘違いしてしまったわ。なんか、その彼女に優しい言葉をかけちゃったり、ようやく元嫁の事を諦められたのか?そんな風に脇役たちとの関係にも微妙な変化が起きていて…。

まぁ、結局…新署長の爆殺事件だけれども、やっぱりそんな物騒な事件は、シリーズが始まった当初から漂っていた“町の不正”に関係があるわけで…ここまでシリーズを追いかけてきた人なら、おのずと容疑者もしぼれるのではないだろうか?途中で、その人物を「信用するな」なんて助言も貰っていたりで…勘の良いジェッシィも事件の真相を看破している様子。結局、最後は中途半端なラストだったりするのだが…実はこれでシリーズが完結したわけではなく、本国では既に続編も製作されているので、ラストカットなんて、次作を期待させるフリでしたね。


監督:ロバート・ハーモン
出演:トム・セレック キャシー・ベイカー コール・サダス スティーヴン・マクハティ グロリア・ルーベン


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