警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真(2011年) | 勝手に映画紹介!?

警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真(2011年)

警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真

WOWOWの警察署長ジェッシイ・ストーン2週連続一挙放送の後半分4作品をエアチェック…前半と合わせて全8作品のシリーズも残すところあと2本。見始める前は“多いな”って思ったけど、見始めたら見始めたで“あっという間”だった印象も。そんなわけでシリーズ第7作目「警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真」を鑑賞した。5作目以降の後半に入ってからは、日本でのDVD化がないものが続いており、本作もセル、レンタル共にリリースされていないのだが、Amazonのインスタントビデオでは配信があるのでWOWOW未加入者でも視聴可能だ。

田舎町パラダイスで警察署長を務めていたジェッシイ・ストーンだったが、折り合いが悪かった行政委員会から辞職を迫られてしまった。ある朝、警察から退き、愛犬レジーとの孤独な日々を過ごしていたジェッシイのもとに、かつての部下ローズが訪れた。実は、過去にジェッシイが更生させたシンディという女性が、薬物の過剰摂取で死んでいるのが発見されたという。数日前にシンディから手紙を受け取っていたことを思い出すジェッシイ…何か相談事があったようだ。彼女の死に不審を抱いたジェッシイだったが、後任の新署長は事件性はなしと判断し…。

タイトルに偽りあり…警察署長をクビになったので、ただのオジサンになっちゃったよ(笑)顔見知りの住民なんかは、いつもの癖で「ストーン署長」って声をかけてきたりするんだけど…今までも署長と呼ばれるのが嫌いだったジェッシィは「ジェッシィだ」とお約束のセリフで応酬。確かに、普通のオジサンになっても、やってることは変わらなかった。そして、事件が起きちゃったので、刑事の性(さが)で色々と調べたくなってしまう。そこで、お馴染の州警察の警部さんに頼んで、州警察の臨時職員として雇ってもらうという、これまたお約束の逃げ道があったりする。

一応、“警官”の身分は手に入れたものの…パラダイス警察署が“事件性なし”と判断したものを、蒸し返すのはさすがに問題あり。でもまぁ、違法捜査はいつものことなので…我が道を貫くって感じ。州警察のお手伝いをしている以上、警部に頼まれた仕事もやらなければならない。強盗殺人の容疑で捕まった若い黒人がいるんだけど…証言に不審な点があり、何か隠していそう。警部はその容疑者が“無実”なのではないかと疑っていた…それをジェッシィに見極めてほしいという相談。知人の薬物死を調べる片手間で、強盗殺人の真相も調べ始める。

敵も多いけど、味方も多い…そして女も多い(笑)相変わらずモーションかけまくり、かけられまくり。情報収集のためによく会ってる尼さん(修道女)ともそういう雰囲気になったりして…まさかってところでフェイドアウト!で、ベッドの上には別の女が…そっちかよ!ジェッシィと、そういう関係になるねーちゃん、おばちゃんはみんながみんな、“セックスもする友達”と自分で公言する、羨ましいくらいの割り切りの良さだ。前作のラストを踏まえて、ウィリアム・サドラー扮する黒社会のボス、ジノ・フィッシュの秘書が、野郎からセクシー眼鏡美女に変ったぞ!

やっぱり署長でなくなっても、いつも通りの展開だったなって感じで…とうとう知人女性の死にまつわる真相を突き止め、関与した悪党への制裁へとなる。1~6作目まではずっとロバート・ハーモン(ヴァン・ダムの「ボディ・ターゲット」の監督だ!)が監督を担当していたが、本作で初めて他の人が担当していた。監督が変わっても、特に作風が変ったってことはなく、むしろ今まで以上に地味になった印象も受けたのだが、クライマックスのアクションシーンだけは…POV演出が採用されていて、そこだけは今までになかった斬新さで意表を突かれましたね。


監督:ディック・ローリイ
出演:トム・セレック キャシー・ベイカー コール・サダス スティーヴン・マクハティ ウィリアム・ディヴェイン


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インスタントビデオ 警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真 (字幕版)







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