アントマン(2015年) | 勝手に映画紹介!?

アントマン(2015年)

アントマン

【鑑賞日:2015年9月23日】

1ヶ月以上、近所のシネプレックスへ出かけていなかったので、すっかり忘れてたけど、CLUB-SPICEメンバーズカードのポイントが6ポイント貯まっていて、1本無料で鑑賞できたので、劇場で映画を見てきた。「進撃の巨人」の後編とどちらを見るか迷ったんだけれども、「進撃の巨人」は結局、アニメ版の予習鑑賞がとん挫したままだったので(前編鑑賞の前に14話まで見たんだよ)、後回しにして、先に「アントマン」を見てしまう事にした。もちろん無料鑑賞なので2Dの字幕版…連休最終日の夕方なので、混雑はしてなかったが、マナーの悪い客は多かった。

刑務所から出所したばかりのスコット・ラングは、別れて暮らす娘のために堅気になることを誓い、アイスクリームショップで働き始めたのだが、職場で前科がばれてしまい、クビになってしまった。そんな時に、世話になっているムショ仲間のルイスが、儲け話を持ち掛けてくる。その話にのったスコットは、ターゲットの邸宅に忍び込み、金庫破りに成功するのだが…中身はヘンテコなスーツとヘルメットが一式置いてあるだけだった。とりあえず、そのスーツを持ち帰ったルイス…興味本位で着用してしまったのだが、突然、自分の身体が小さくなり…。

どこまでいくんだ、マーベルのアメコミ映画…今までの作品に比べるとコミカルな要素も強かったりするんだけれども、しっかり本作も一連の「アベンジャーズ」絡みの作品の一つに組み込まれているのね。本編中にも「アベンジャーズ」の登場人物がひょっこりと顔を覗かし、名前や固有名詞も色々と出てきます。もちろんエンディングロール中、はたまたエンディングロール後は…続編、関連作品を意識したオマケのチラ見せが用意されている。現段階で判明している情報では「キャプテン・アメリカ」の新作でアントマンが戻ってくるらしいってことなんですが…。

おおまかなストーリーは、マイケル・ダグラス扮する博士が、人間をマイクロ化する画期的な技術を発明するんだけど、かつての弟子がそれを悪用しようとしているのを知って、ムショ帰りの主人公をスカウト。自分が開発した技術でスーパーヒーローに仕立てて、悪人と戦わせようとするって感じ。状況が把握できないまま、初めて主人公がマイクロ化する場面は…人間の日常生活がとんでもない脅威になるというスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」を彷彿とさせる展開…悪魔のような家政婦のおばあちゃんを思いだしたよ(笑)

ヒーローの名前がアントマンというくらいなので、特技が様々な種類のアリを自由自在に扱えるというもの。いや、最初はなかなかうまく操れなかったんだけれども、博士たちの協力と訓練の賜物で、主人公はその能力を身に着けていき…最終的には羽アリに乗って空も飛べるようになると。羽アリの飛翔シーンは、まるで「スター・ウォーズ」のXウイングやスピーダー・バイクを見ているような疾走感。そして、ラスボスで、アントマンと同等の能力を持つイエロージャケットの攻撃をかわしながら、アリの群れが突っ込むところは、巨神兵に挑む王蟲のようだった。

アントマンの通常の戦い方も非常に斬新…でっかくなったり、ちっちゃくなったり、その特性を活かして、対戦する相手を翻弄する。アントマンがビルの模型の中でもだえるシーンなどは、この手の映画のお約束の手法である、ミニチュア合成を逆手に取ったような茶目っ気も感じられ、なかなか楽しい、お気に入りシーンの一つ。面白いことは面白いんだけれども、ちょっとマンネリな気がしてしまうところもあるマーベルのアメコミ映画に、新風が吹きこんだんじゃないだろうか?ユーモアとシリアスを兼ね備え、演じ分けるマイケル・ダグラスの助演も良かった。


監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド マイケル・ダグラス エヴァンジェリン・リリー コリー・ストール マイケル・ペーニャ


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