恐怖ノ黒鉄扉(2013年) | 勝手に映画紹介!?

恐怖ノ黒鉄扉(2013年)

恐怖ノ黒鉄扉

ここ数日の流れだと、WOWOWの戦争バトル・アクション特集で昨日エアチェックした「ブレスト要塞大攻防戦」を見るところなんだろうけれども、本編が2時間超えの大作だったのでちょっと躊躇…で、昨日、その後に録ったホラー特集の「恐怖ノ黒鉄扉」が69分という短さだったので…こっちを先に見ることに。「恐怖ノ黒電話」「恐怖ノ黒洋館」に続く“恐怖ノ”シリーズ(松竹が勝手につけた邦題で、作品自体に関連性はなし)3作目…それにしても“黒鉄扉”って言葉の発想がなんか凄いよな。よく“恐怖ノ”に繋げる言葉を見つけたもんだと誉めたくなる(笑)

バンに乗り込みスキー場に繰り出した9人の若い男女たち。結局、スキー場に雪がなく、滑ることができずに引き返してきたのだが…このまま地元に帰るのは忍びない。たまたま休憩で停まった場所でホステルの看板を発見した一行。酒を調達してパーティーを開こうという話になった。途中でガソリンスタンドに寄り飲み物の調達を行うのだが、スタンドの女主人からホステルは既に廃業しているという話を聞く。やっぱりバスで帰ると言いだした仲間の1人を残し、ホステルに向かう残りの8人…しかし、そこには恐ろしい殺人鬼が潜んでいて…。

まず本筋が始まる前に…十数年前の過去シーンから。のび太タイプの眼鏡をかけたいじめられっこが、いじめっこらにホステルのボイラー室に呼び出され、閉じ込められてしまうんだけれども(これが“黒鉄扉”だ)…ちょうどその時に、女子たちが一斉にシャワーを浴び出したので、ボイラー室が加熱され、いじめられっこはそのまま焼け死んでしまう。下着姿やおっぱいポロンの女子がいっぱいというお色気シーンと、いじめられっこの皮膚が高熱のパイプにひっついちゃって、イタタタタ~な凄惨シーンのギャップが、ホラーとしてのセンスを感じる部分。

現実でもなくならないいじめ…いじめられる方にも問題があると思うんだが(オイラなんかも昔からオタク体質だからよくからかわれたけど、負けず嫌いだから拳でやり返しちゃったし)、集団でインケン行為に出る中途半端なヤンキークソガキって、本当にむかつく。最近もいじめに端を発した痛ましい事件があったけれども…そういうのを思い出しながら見てしまったよ。あのいじめっこたちが何者かに復讐される話なのかな…と思ったが、特に関係がない、どこの国でも変わらない、今時のバカ(若)者集団たちが犠牲になる、オーソドックスなホラーだった。

一番最初に犠牲になるのが…バカたちには付き合ってられないって、集団から離脱するちょっと堅物の女子だったのは、意外性があったか?普通は、もうちょっと後半まで生き残りそうなタイプだよね…一人でバスに乗って帰ろうとしたけど帰れなくて仲間に合流とか、それでもなかったらコイツこそが殺人鬼でしたみたいなオチとか。で、その後は…よくそんな汚いところで“スル気になるな?”って感じのバカップルがおっ始めた直後に襲われるとかお約束な感じだった。そういえば実写版「進撃の巨人」でも始めた直後に巨人に殺されたヤツがいたな(笑)

男とやってたねーちゃんの方はすぐに殺されなかったんだけど、おっぱいポロンのまま、パックリ割れた後頭部に自分で指を突っ込み、脳みそかき回しながらエクスタシーを感じ、絶命するとか、見た目はキモいけど、ちょっとエロティックで、ちょっと笑えるなかなかのシーンでした。だいたい犠牲になる女子は最後におっぱいポロンが多いです。ポロンしなくても…いつの間にか薄着になってます。お約束をよくわかってる。殺人鬼の正体、誰が最後まで生き残り…どんな結末が待ってるかまで、予想通りだったけど…オチなしな「恐怖ノ黒洋館」より面白かった!


監督:カルロス・アロンソ
出演:マリオ・マルソ シャルロッテ・ベガ アレックス・バトローリ ディアナ・ゴメス エンリク・アウケル


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