ＣＡＧＥＤ－監禁－（２０１０年）
楽天のDVD-outletでまとめ買いしてしまった108円のリユース（レンタル落ち中古）DVDから「CAGED-監禁-
」を鑑賞…タイトルの“Caged”は直訳するとカゴに入れられるとかそういう意味だと思われ、サブタイトルが“監禁”なのもうなずけるわけで、まぁストレートに監禁ものだろうというのは想像できた。本音としては、ちょっぴりＨ系の監禁サスペンスを期待していたんだが…ヒロインが下卑た男たちに襲われそうにはなったが、寸前で止められてしまい、お色気描写はほとんどなし。結局、よくあるスリラーではありましたが雰囲気は悪くなかったですよ。旧ユーゴスラビアの紛争地帯に派遣されていた国際救援の医師キャロルは、任期が終了し同僚医師のマティアス、サミールと共に車で旅行に出かけることに。途中、地雷撤去の作業に遭遇して道が通行止めになっており、仕方なく迂回路に入る3人。道に迷ってしまったが、集落を発見し、現地の人に道を尋ねることができた。他の2人に運転を任せ、眠り込んでしまったキャロル…突然、車が停車したので目を覚ますと、目の前に武装した男たちがいて、拉致されてしまう！そのまま男たちのアジトに連れ込まれ、監禁されてしまう3人…目的はいったい？
冒頭、ヒロインの過去シーンから始まる。妹か、友達らしき女の子（同年代、ちょっと下くらいなんだけど、肌の色は違ったなぁ）と遊んでいるところに、凶暴な犬が現れて襲われ、一緒にいた女の子が殺されちゃって、自分も命拾い…それがトラウマに残っていると。で、20年経ち医師になっていたヒロイン…詳しい説明はないものの、ユーゴスラビアという地名と、銃弾の痕が残っている病院の外観、いたるところに軍人が歩いているなんて描写から、紛争地帯で医療に従事しているんだなぁというのが伝わってくる…で、どうやら仕事が一段落した様子。
任期が終わって、それぞれ別の道に進む同僚たちと…車で旅（家に帰る？）をすることになったヒロイン…紛争地帯らしく、地雷撤去作業にぶちあたってしまい、進めなくなるというトラブルに見舞われる。で、よせばいいのに…脇道に入って、道に迷った挙句に、怪しげな男たちに拉致されてしまうという。監禁状態に置かれる医師3人…ヒロインは言葉の通じない男たちに犯されそうになったりするんだけど、男の仲間らしい医師に「やめろ！」と止められて事なきを得る。監禁は続くも、食事も出てくるし、抵抗して銃で撃たれた同僚の治療もしてくれる。
身代金の要求もなく、金目的の誘拐ではなさそうだが…いったい何の目的で拉致される羽目になったのかと不安が募るばかりだが…。実は、拉致される前、道に迷った時に…現地の集落に立ち寄ってまして、そこで両目にガーゼを貼られた、どうやら失明しているらしい少女なんかがこれ見よがしに出てきまして…もしかして、角膜とか、その他臓器なんかが目当ての誘拐なんじゃないかなぁと想像はできる…白衣を着た医師なんかもいるわけだし。間もなくして、先に男たちに拉致されていた人が解剖され、殺される場面が登場し、やっぱりとなる。
きっと、ヒロインたちは臓器密売組織に捕えられたのだろう…で、臓器移植は新鮮さが売りだから、必要な時に殺すため、檻に入れられてその時がくるのを待っているということで間違いがないだろう。あとは、無事にここから抜け出せるか？誰が犠牲になるのかな？という事でして…展開的には予想通りな内容なんだけど、犬や死んだ女の子のトラウマ、そして地雷なんていう前半のフリが、ちゃんと伏線になってまして脱出劇の見せ場に絡んでくるわけです。人間の解体、そして拉致犯との攻防などグロ描写もそこそこあって、けっこう楽しめましたよ。
監督：ヤン・ゴズラン
出演：ゾー・フェリックス エリック・サヴァン アリ・エルマレ アイヴァン・フラネク
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DVD CAGED-監禁-
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