フューリー(2014年) | 勝手に映画紹介!?

フューリー(2014年)

フューリー

【鑑賞日:2014年12月12日】

数日前からチョコチョコと書いていた、予備にとってあったIDで始めた読書忘備録ブログをアメブロに削除された件ですが…“問い合わせから文句を言うと復活する”という情報を書いてる人がいまして、試しに真似してみたら…今ちょっと前からアクセスできるようになってました。アメブロの見解はシステム誤作動によってスパムと間違えたとのこと。全部が全部元通りになるかは不明だけれども、もしここ数日の間に、ブログを消されてしまって、嘆いていた人はお試しあれ。それ以外の方、たまたまブログでこの件を目にした方…色々とご心配をおかけしました。

えっと、今日は朝から、近所のシネコンでブラピの戦争映画「フューリー」を見てきた…本当は公開1週目に行きたかったんだけれども、何故か1週目よりも2週目の方がスクリーンサイズの大きな劇場での上映だったので、鑑賞を先送りにしていたのだ。さらに…この前入会したポイント会員の会員サービスデイが、毎週金曜日なので、これまた首を長くして待っていた次第。ってなわっけで…1000円ポッキリで映画が見れた。楽天カード(クレカ)を使ってネットでチケットを購入したので、何気に楽天ポイントも使えたり…期間限定ポイントの消化にもなった。

1945年4月、第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線…通称ウォーダディーことドン・コリアーと仲間たちが駆る戦車“フューリー号”…幾多の激戦を潜り抜けてきたが、副操縦士が戦死。そんな彼らの前に、ノーマン・エリソンが配属されてくる。しかし、ノーマンは銃の撃ち方も知らない新兵だった。新たな命令が下り、他の戦車と出動する“フューリー号”…途中、敵の襲撃に遭い小隊長が戦死。そのままコリアーが隊を引き継ぐことになった。ノーマンは悲惨な戦場を目の当たりにしてショックを隠せない様子だが、コリアーや仲間たちはこれが戦争の現実だと諭す…。

「プライベート・ライアン」を彷彿とするような、極太な戦争映画…いや、ライアンよりももっと硬派かもしれない。鉄の固まりである戦車の重さが…そのままスクリーンから伝わってくるような、雰囲気とでも言いましょうか、何度も何度も、キャタピラーが屍を踏みつぶして進んでいくなんて姿が描かれていて、生身の人間同士の殺し合い、銃の撃ちあいとは、また違った凄惨さが出てましたね。戦車同士のガチバトルや…数百人のSS相手に、故障した戦車で立ち向かうわなければならないという窮地を描いたクライマックスは、とにかく手に汗握った。

理想主義の甘っちょろい若造が、精鋭ぞろいのベテランの中にポツンと放り込まれてしまうなんていうシュチエーションは、それこそ「プライベート・ライアン」なんかでも描かれてたよね。ライアンでいうところのアパム伍長的なキャラクターが新兵のノーマンでして…こういうキャラを登場させることで、戦争体験のない自分たちが物語に入っていきやすいようになってるわけなんですけど…。この新兵の成長譚にもなっていて、最初は敵に向かって引き金も引けなかったくせに、経験を積んで、最後にはFのつく言葉を連呼して銃を撃ちまくるまでになる。

「理想は平和…歴史は残酷」…リーダーのブラピが新兵のノーマンに放つセリフが印象的。ノーマンをいびり倒し、厳しい現実を突きつける他の戦車隊のメンバーたちも、本当のところは仲間想いの優しい人間でして、戦場というものが人間を変えていってしまうというのもよく描けていた。ノーマンも、時間が経てば…あの嫌味で厳しい先輩たちの言葉がちゃんと理解できるようになるだろうなぁって。先達のありがたみを後で知るという…こういうところは現在の平和な日本で、社会人として生活している我々も、共感しやすい部分なんじゃないかな?

とにかくブラピが男前だったね…「ワールド・ウォーZ」のゾンビと戦うブラピも良かったけど、今回はさらに渋さが増してかっこよかったです。若い時は、いかにも美少年、美青年を売りにして…女性ファンにキャーキャー言われる姿が鼻につくこともあったし、ちょっと前までは老け顔のジョージ・クルーニーと並ぶことで、貫録不足のパシリ的なイメージがつきまとってしまったんだけど(意外と童顔だったし)、最近は中年のおっさんになって、味が出てきたよ…顔のシワも増えたし。ようやく男も惚れるブラピになってきた。こういう路線でがこれからも頑張ってほしい。

「トランスフォーマー」からいなくなってしまったシャイア・ラブーフも、こんなところに出てたのね。仕事がなくて奇行が目立つなんて言うゴシップ記事をネットで見かけたけど…ブラピに劣らず、これまたなかなか男前の兵士(砲術担当?)の役で良かったよ。バイブル(=聖書)なんてあだ名で呼ばれているキャラでもあり…時には戦闘中に神にすがって、祈っちゃったりするんだけれども、「プライベート・ライアン」に出てきたスナイパーにもこういうキャラがいたよね?ノーマンにアパムをダブらせたように、なんだかんだいって「プライベート・ライアン」と比較しちゃうよ。


監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット シャイア・ラブーフ ローガン・ラーマン マイケル・ペーニャ ジョン・バーンサル


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