私立探偵ヴァルグ５ 第４話「ガラスの絆」（２０１２年）
ＷＯＷＯＷのＷＯＷＯＷプレミアでエアチェックした「私立探偵ヴァルグ５
」（全4話）をようやくすべて消化…最後は第4話「ガラスの絆」。とりあえず、これで今現在、製作されているシリーズのすべてを放送し終わったんじゃないかな？続きがある場合は、毎回、ＷＯＷＯＷでも特報みたいな映像が入っていたけど、今回はなかったし。映像作品のデータベースIMDbなんかで検索しても…今のところこの第4話（原題：KALDE HJERTER）が最後になってるみたい。毎回、放送の度にツッコミながら見てた作品だけど、これで最後となるとやっぱり名残惜しい。恋人のカリンが妊娠し、間もなく父親になる私立探偵のヴァルグ・ヴェウム…そんな彼の元へ、失踪した妹を探してほしいという依頼が巻き込む。依頼人シーヴ・ブルーンの妹マギーは娼婦で、さっそくマギーの家に向かうのだが、あまり手がかりがつかめず。猫殺しの捜査をしていたハムレ警部に相談すると、シーヴとマギーにはもう一人、男の兄弟がいるこを教えられ、彼女たちの暗い過去も浮上する。そしてマギーの失踪と同時期に、弟も刑務所から脱走し、行方をくらませている事実が発覚するのだが…。
担当監督の名前を見てびっくり…ヴァルグ本人（主演俳優）じゃん…これはやっぱり、最終回臭濃厚ですなぁ～。今回放送の「ヴァルグ5」の第2話で、事件に巻き込まれてしまった恋人が流産してしまうというシーンが出てきたんだけれども…今回はその恋人が再び、ご懐妊…腹ボテ状態になってるところからスタート。病院に付き添ってデレデレのヴァルグ…一匹狼、孤高の私立探偵なんてかっちょいいこといってたけど、とうとう年貢の納め時、真剣に所帯を持つ気でいるようですぞ。やたら「俺は親父になる！」アピールしまくりで…正直うざいです（笑）
悪党にやられてばっかだし、このまま探偵続けてたら、身体がいくつあっても足りないと思うし、きっとまた家族巻き込むし（今回も妊娠中の嫁が、直接悪党に脅されるという場面があり）、本人だって多少はその辺を理解している節もあり、本当にこの辺が探偵業の辞め時なんでねぇ～のな感じです。散々、ヴァルグに振り回され続け、いつも憎まれ口なんか叩いてもいたけれど…ピンチになれば必ず助けてくれる盟友のハムレ警部に向かって、「これからはあんたが街の平和を守れ」的な発言もしてたしな…やっぱ、これがヴァルグ最後の事件となるのか？
最初は失踪人探し、しかも相手は娼婦だしって事で…簡単な仕事だと思っていたんだろうけれども、依頼人が自分の生い立ちや家族構成について“嘘”をついていたので混迷をきわめていく。依頼人には失踪した妹の他に、刑務所に入っている弟もいるんだけれども、その弟も悪党からヤクを奪ってとんずらぶっこいてしまいまして…悪党たちが血眼になって探している。って、その悪党の親分と依頼人の女がどうやら恋人関係にあるようで、いったいどうなってるんだ？と…。そこにヴァルグがノコノコと乗り込んでいくから、話がどんどんややこしくなる。
弟がいた刑務所に情報収集に向かい、ホモの受刑者に襲われそうになるヴァルグ…やっぱりなんか間抜けです。どうやら妹、弟の失踪に関係があるんじゃないかという方向で調査を続けるわけなんだけれども…悪党が自分の周りをウロチョロするヴァルグをうるさがって、排除しようと動き出す。ってか、自分の恋人と“ヤってるんじゃないか”なんて変な疑いももってまして…。結局は、この悪党は妹の失踪には直接かかわっていなかったってオチなんですけどね…余計な事にクビをつっこみすぎて、死にそうな目に遭うヴァルグ…さすがヘボ探偵！！
妹を監禁していた真犯人が判明…ヴァルグが答えを見つける前に、依頼人本人も真相に行き当たる（笑）依頼人たちの不幸な生い立ち、それに関わる人物たちに事件の謎を解くカギが。ってか、冒頭で女の子（依頼人の妹）がレイプされてるシーンが描かれてるんだけど、そのレイプしてたヤツがいったい誰なのかっていうお話でした。いい感じの迷走感が非常にヴァルグらしくてですね、シリーズ本来の安定した面白さは味わえたかな？最終回という事もありますし、3話と4話を1枚のディスクに焼く時に…こっちの4話の画質を優先して保存しようと決めた。
監督：トロンド・エスペン・セイム
出演：トロンド・エスペン・セイム ビョルン・フローバルグ リーナ・ニューストロン
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