ザ・ターゲット(1997年)

スカパーのお試し視聴していた時に、スターチェンネルでエアチェックしておいた「ザ・ターゲット
合衆国大統領が新たな経済政策を発表しようとしていたある日、大統領補佐官のボビー・ビショップは、恩師のポチェンコ教授から呼び出しを受け、待ち合わせをするのだが…顔を合わせた途端、目の前で教授は狙撃されてしまった!死ぬ前に教授は政府内で陰謀が進行しているという言葉を残した。狙撃犯の攻撃をかわし、なんとか逃げ延びたボビーは…上司の首席補佐官コンラッドに連絡をとりながら、独自に陰謀の真相を確かめるために動き出す。陰謀の情報源として、ワシントヘラルド紙の女性記者アマンダと接触を試みるのだが…。
冒頭、何かを調べているジイさん、バァさんたちを不気味な殺し屋スティーヴン・ラング(アバターのクオリッチ大佐だった)が次々に殺しまくる。その現場から、一人の髭もじゃのおっさんが逃げ出し…大統領補佐官の若きエース、チャーリー・シーンに接触を試みるも、結局、殺し屋に見つかってしまいぶっ殺される。なんだかわからない状態で…チャーリー・シーンもそのまま殺し屋に狙われる。ひげもじゃのおっさんが死ぬ間際に、政府内で陰謀が進行しているなんていう意味深な言葉を残したので、殺し屋から逃げながらチャーリーは独自に調査を開始する…。
チャーリーに協力し、一緒に陰謀に巻き込まれていく女性新聞記者に「ターミネーター」シリーズのリンダ・ハミルトン。殺し屋に狙われて、逃げたり、戦ったりする姿はまんまサラ・コナーだったりするのが微笑ましい。というか、走行中の車の屋根にしがみついて、ナイフを突き立てる殺し屋スティーヴン・ラングも、かなり「ターミネーター2」のT-1000あたりを意識しているのではないだろうか?この人が、後年…ジェームズ・キャメロンの「アバター」にキャスティングされたのも必然だったのかもなんて、今になってこの作品を見返すと、そう感じてしまう。
ストーリーに関しては…始まってものの数分、ある登場人物を見た時点で、絶対にコイツが黒幕だなってわかる。きっとリアルタイムで見ていた時も同じことを考えただろう…キャスティングでオチが読めます。つーか、ホワイトハウスが陰謀に巻き込まれる映画って、大抵はああいうタイプ、ああいうポジションの人間が黒幕なことが多い。陰謀の正体が、ある人物の暗殺で…その方法が、けっこう今見ると、非常にお子様で笑ってしまう。その暗殺の実行もすべて例の殺し屋なんだけど…不気味な存在が良かっただけに…最後でズッコケさせられる。
あのショボイ展開が、この映画なのか、「ホワイトハウスの陰謀」なのか、どちらかわからなくなっていたんだよね…こっちの映画だったか。近年、「ホワイトハウス・ダウン」や「エンド・オブ・ホワイトハウス」なんて映画も見ちゃってるので…ホワイトハウス内の再現度はかなり見劣りしてしまうものの…ジョージ・P・コスマトスの職人的な演出力で、サスペンスアクションとしては適度に楽しめる仕上がり。殺し屋の追撃を逃れるチャーリーが下水路に飲み込まれるとそころとか、ホワイトハウス内で警備の人間と戦うあたりはそれなりに手に汗握る。
監督:ジョージ・P・コスマトス
出演:チャーリー・シーン リンダ・ハミルトン ドナルド・サザーランド サム・ウォーターストン スティーブン・ラング
【DVDソフトの購入】
DVD ザ・ターゲット