愛の解体新書(2010年) | 勝手に映画紹介!?

愛の解体新書(2010年)


  愛の解体新書 

WOWOWでエアチェック中の官能映画特集(凍える夜の官能ストーリー)…リアルタイムとまではいかないが、わりとコンスタンスに消化中である。ということで、この特集の鑑賞も3作目…最近はエロ映画づくしとなっているオイラのブログ。そろそろ、アメブロ側から、例の“観覧不可”の措置をとられるんじゃないかとヒヤヒヤなんだけど…なんとか持ちこたえている様子(笑)で、今回の鑑賞は「愛の解体新書 」というフランス映画である。医者と、患者として現れた留学生の美女がアブノーマルな性に、ずっぽりとハマっていくお話です。

解剖図を学ぶため、フランスの大学に留学してきたイタリア人のエレナ…ある日、腰の痛みを訴え、大学病院で検査を受ける。その時に担当した医師のベノワは、彼女のレントゲン写真を見て、骨格や内臓の美しさに惹かれて、興味を抱く。そして勝手に検査には関係のないX線写真を撮ってしまうのだが…エレナがその事実を偶然、知ってしまった。何か重い病があるのではないかと心配になったエレナは、ベノワの講義を受けた後に、問い詰める。やがてお互いの性癖が似ていることに気づき、惹かれあう2人…エレナもまた、肉体の全てをベノワに見せたがる。

「愛の解体新書」なんていう堅苦しいタイトルよりも…オイラの考えたタイトルの方がインパクトあると思うよ、昨日、山田悠介原作の映画を見た影響なんかもあるんだけど…「リアル鬼ごっこ」にあやかってズバリ“リアルお医者さんごっこ”っていうのはどうだい?って…もう、AVとかでありそうだな(笑)でも、こういうアホっぽいタイトルの方が…エロ目当てのボンクラ映画ファンの琴線には触れそうな感じがするよね。登場人物にあまり共感なんてできないんだけれども…今回の特集放送の、先の2本よりは映画として、それなりに面白いと感じたよ。

病院に行って、勝手に検査写真とか撮られていたら確かにあまりいい気分ではない…「異常なし」と言われても、本当は命の危険が迫る病なのかもしれないと、変に気になってしまう。美女の内臓を見て興奮する医師が出てきて、コイツ、変態やな~って感じだったんだけど…興味を持たれた女の方も、輪をかけた変態女だった。自分の内臓を見て!って…それで、興奮するんだよ。恋愛関係に陥った2人は、病院に忍び込んで、MRIとかを私的に利用する。検査時に、ねーちゃん素っ裸…普通は検査着とか着るよね?あれはそういうプレイ?それともお国柄?

でも…恍惚の表情でプレイ(笑)に浸っていた2人だけど、ちょっとしたミスで、ねーちゃんが死にかかる。そこで、フッと気づくんですよ医師が、オレは何かマズイことをしてるんじゃないか?って。で、こんなアブノーマルな道に走らせたのは、ぜんぶ女が誘惑したせいだって結論をだす。ラブラブだった変態カップル…一方的に別れ話を突きつけられて、納得できないねーちゃんが、今度は半ばストーカー化する。なんとか、ヨリを戻そうと…病院から、高額な医療機器とか盗み出して、それでまた新しい“プレイ”をしようなんてせがんでみるんだけれども…。

ストーカー女もキモイけど…最初にストーカーの真似事したのは医者の方だ、それを棚に上げて、ずいぶん身勝手なヤツだなぁ~。でも、結局…距離を開けたことで、医者の方もねーちゃんの肉体を渇望し、まともに日常生活ができなくなる(つーか、完璧に挙動不審)。そんな時に、再びねーちゃんが腰痛を訴え、原因を取り除く手術をすることになるんだけど…この2人の変態は、そこである答えを導き出す。そこまでいっちゃうのかよって感じの変態プレイ(はたから見ると痛そう、きもい!)…2人の恍惚な表情を捉えて映画はフェイドアウト…。

この映画を見て…昔、病院でエコー(超音波検査)を受けた時をチョっと思い出した。担当したのが、若くて綺麗な技師の女の人で…向こうはお仕事だからさ、パッパと人の服をめくり、ズボンや下着なんかもギリギリのところまでズリおろすんだけど…ベッドに寝かされてるだけのオイラは妙な気分だった。それどころか、検査時に腹にベトベトのジェルをぬったくり、終わった後にそれをティッシュで拭き拭きもしてくれるじゃない?変なトコが元気になったらどうしようって心配になっちまったよ。ああいう検査、かえってむさ苦しいおっさんの方がリラックスできそうだ。


監督:ロベルト・ガルゼッリ
出演:アナベル・エトマン ティボー・ヴァンソン エマニュエル・サリンジェール


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