フッテージ(2012年) | 勝手に映画紹介!?

フッテージ(2012年)


 フッテージ 

GEOの準新作・旧作50円キャンペーンにて借りてきた「フッテージ 」を鑑賞…ソフトリリースは2013年の10月だった。気になってた作品なので新作の時に借りたかったんだけど…意外と人気があって、新作のセットレンタルを利用した時に、うまくタイミングが合わず見逃していたんだよね。イーサン・ホーク主演のホラー映画で、監督は「エミリー・ローズ」や「地球が静止する日 」を撮ったスコット・デリクソン。Amazon等の紹介文を読むと全米公開初日NO.1ヒットなんて宣伝文句も踊っている…でも、“初日NO.1”というのがちょっと微妙な感じもする(笑)

“流血のケンタッキー”という著書がベストセラーになり、一躍有名になったノンフィクション作家のエリソンだったが…その後は鳴かず飛ばず。一念発起し、妻と2人の子供を連れてペンシルヴァニア州キング郡郊外にある一軒家に引っ越すことを決意。実はエリンがその家を選んだのには理由があり…以前にその家に住んでいたスティーヴンソン一家が首を吊りをし、娘が失踪したという事件現場だったのだ。その事件の真相を暴き再びベストセラーを掴もうとしているエリソン。やがてエリソンは家の屋根裏から、数本の8ミリテープと映写機を発見し…。

いわゆる訳あり物件の格安住宅に移り住んだ主人公一家…作家の旦那には魂胆があって、そこで起きた事件の真相を暴いて、本を出そうとしていた。でも、地元の保安官とかが意味深に現れて…過去を穿り返すななんて忠告してくる。でも、金もないし、再び名声も掴みたいしって一心で、もちろん忠告は無視、無視。そんな旦那の様子を心配そうに眺めている嫁さん…実は、家族に事件のあった事実は内緒にしてる。そりゃーそうだ、いくら収入のためとはいえ、好き好んでそんな物騒な家に引っ越そうとするヤツはめったにいるもんじゃないよね。

で、こっそりと事件を調べ始めた主人公…屋根裏部屋で怪しげなスーパー8フィルムを発見…そこには例の首つり事件のほか、ヤバそうな映像がいっぱい。警察に証拠や情報を提供しようかなんて考えも一瞬頭によぎったりして、警察に電話をかけたりするんだけど、途中でおもいとどまるわけ。やっぱり、自分の手で調べようって。日本だったら、途中で電話を切っても…ある程度、繋がってれば警察に逆探知されちゃうけど(小学生の時に、友人が110番にイタ電…直ぐに逆探されこっぴどく怒られたのを目の当たり)、アメリカはそうじゃないんだね。

J・J・エイブラムスの作品でも題材にされたけど、スーパー8(8ミリ)ってのが…映画好きを刺激する小道具なんだよね。これが「リング」」のビデオテープに匹敵するくらい、けっこう不気味な感じがするんだよ。で、おっかなびっくり、主人公がこの映像を見るんだけど、その直後から家の中で色々と異変が起き始める。内緒にしてたはずなのに、子供たちが事件の事を知ってるようだとか、しまったはずの映写機が勝手に動き出してるとか。で、屋根裏から妙な足音がしたり…子供が夜な夜な勝手に歩き回ったり、不気味な落書きを書いたりと…異変は続く。

オカルト系でいくのか、それとも夢オチ系か…はたまた誰かが“イタズラ”的に仕掛けているのか?そういうのが最後まで見きわめられないような作りだったらなお良かったと思うんだけれども…それこそありがちなJホラーっぽいところなんかもあって…日本人だと逆に耐性できちゃってるんじゃないかな?何かが物足りなかったり。最後の見せ場くらいは…アメリカ映画特有の派手派手のスプラッター、ゴア映像で見せちゃった方が盛り上がったのかもしれない。どこかでそういうのを期待していたのはオイラだけじゃないはず…決してつまらなくはなかったけどね。


監督:スコット・デリクソン
出演:イーサン・ホーク ジュリエット・ライナンス フレッド・ダルトン・トンプソン ジェームズ・ランソン


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