ボクたちの交換日記（２０１３年）
【鑑賞日：2013年3月1日】
今年は、オンライン試写会の当選がコンスタンス…ＧｙａＯで実施中の「ボクたちの交換日記」の試写会に当選！まぁ、今回は5000名という大量の当選人数だから、当たるだろうと思っていたけど…意外と、少ない人数より、多い人数の方が当たらなかったりする時もあるんだよね。だから、まぁ、無事に当たって良かったです。本作はウッチャンナンチャンの内村光良が「ピーナッツ 」に続き、監督を務めた劇場映画。原作は売れっ子放送作家、脚本家の鈴木おさむの芸人交換日記~イエローハーツの物語~
という小説だそうだ。公開は3月23日から。甲本孝志と田中洋平は高校の同級生。千葉県出身で、水泳部だった２人は、房総スイマーズというコンビ結成１２年目のお笑いタレントなのだが、売れる気配はまったくなし。田中はツタヤでバイトをしながらネタを考え、甲本は借金まみれで家賃を滞納した挙句、恋人のキャバ嬢の家に転がり込んでいた。30歳を目前に控えたある日、甲本は…交換日記を始めようと田中に提案するのだが、田中はまったく相手にしようとしない。それでもしつこく日記を渡しているうちに、田中も徐々に日記を記すようになり…２人は本音をぶつけ合えるように！
笑いもあり、ちょっとホロリとさせる泣ける話もあり…前作の「ピーナッツ」に比べると、映画らしさもググっと増した印象ではあるものの…似たような売れない芸人の話っていうのは、過去にもいっぱいあったので、ちょっと今さら感もあるように思えるのは自分だけだろうか？それこそ、お笑い芸人たちの下積みが大変だなんていう話は…さんざんＴＶのバラエティ番組やトーク番組なんかでも見ちゃってるからねぇ、金スマとかの再現ＶＴＲ見てるみたいな内容だった。片方が真面目にお笑いを考え、片方がチャラくて…なんかオリラジっぽいな。
作品のキーにもなっている、交換日記というのも正直うざい…日記の文章でやたらと説明しちゃうシーンが多くて、なんかノレなかったなぁ。あと、短いやり取りも、いちいち交換日記にする…おまえ、一つの物事に結論が出るまで、いったい何日かかるんだよって、思わずツッコミ入れたくなる。最初は交換日記に興味を示さなかった伊藤淳史扮する田中が、メールでいいじゃんって突き放すんだけれども、かえってメールのやり取りの方が自然だったんじゃないだろうかって思ってしまった。いや、そのくらい楽屋とかで話しろよ。
行き着けの飲み屋でカンニング竹山と出会って大喜びする主人公…別の日の飲み会にも、竹山が一緒にいて、もう友達感覚かになってるところが笑ってしまう、所詮、竹山ってそんな存在？（笑）小出恵介扮するチャラ男の甲本が、昼間は薬剤師、夜はキャバ嬢の恋人の家に転がり込むんだけれども…その恋人役が長澤まさみ。ダメな男を支える、健気な女を熱演してて、この部分は見ごたえあり…男だったらあんな女に甘えたくなる。一時は落ち目だったけど、セクシー路線を解禁してからの長澤まさみ、化けはじめましたよね。いい女優になった。
監督：内村光良
出演：伊藤淳史 小出恵介 長澤まさみ 木村文乃 川口春奈 佐々木蔵之介 ムロツヨシ 佐藤二朗
【原作小説はこちら】
芸人交換日記~イエローハーツの物語~
