デビルズ・ダブル ―ある影武者の物語―(2011年) | 勝手に映画紹介!?

デビルズ・ダブル ―ある影武者の物語―(2011年)


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GEOで借りてきた2012年7月20日発売、レンタル開始の新作DVD「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- 」を鑑賞…極悪非道の限りを尽くしたサダム・フセインのバカ息子の実像を、ひょんなことから彼の影武者になってしまい、人生が狂わされてしまった男の目を通して描く、実話ドラマ。主演俳優の一人二役がとにかく見事です。もっとドキュメンタリータッチの内容なのかと想像していたが、監督は「007/ダイ・アナザー・デイ」のカマホリ…じゃなかったリー・タマホリなんで、意外と派手なドンパチが豊富で、単純なエンターテイメントであった。

ある日、イラク軍中尉のラティフ・ヤヒアは一人の男に呼び出された…相手の名はウダイ・フセイン。イラク共和国大統領サダム・フセインの息子だった。実はウダイとラティフは高校の同級生で、昔から顔がよく似ていると言われていたのだ。そこで、ウダイはラティフを自分の影武者に仕立てようと思いつき、もし言う事を聞かないと、家族を殺すと脅迫する。しぶしぶ、提案を受けたラティフは、整形手術にはじまり、ウダイの経歴を暗記し、喋り方の訓練などをした後、父親のサダムからも「3人目の息子だ」と認めるられるほどそっくりの影武者になったのだが…。

酒とドラックとセックスに溺れ、あの父親にも手を焼かせるバカ息子ウダイ…日本にも夜な夜なドラッグパーティー開いて捕まった三田佳子の息子とか、ホステス見殺しにした押尾学とか、懲りずにまた薬でパクられたのりぴーの元旦那とかちょっと考えるだけで強者バカ息子がいっぱい思い浮かぶけど、これはもうレベルが違いすぎ。とにかく無類の処女好きで、未成年をさらったり結婚式当日の花嫁とかも強引にやっちゃう…で、うっかり殺しちゃった未成年の死体はポイ捨てするし、自殺に追い込むし…とにかく鬼畜の二文字が見事にハマる人物だ。

誰彼かまわず手を出しヤリまくるんだけれども…オカマにも率先して挑む両刀使い。どうやら、ウダイは掘られた方らしく…嬉しそうにその時の様子を影武者に報告するシーンなんかは、同性愛疑惑が有名なカマホリじゃなかった(しつこいぞ!)、タマホリ監督の単なる趣味なんじゃねーかと、勘ぐっても見たくなった。ウダイの乱交はいったいどこまで本当なんでしょうね?容姿も言動もそっくりになってきたバカ息子と影武者の唯一の違いはモノ(アソコ)の大きさだそうで…娼婦がそこで違いを見抜くなんていう下ネタギャグも面白かった。


監督:リー・タマホリ
出演:ドミニク・クーパー リュディヴィーヌ・サニエ ラード・ラウィ フィリップ・クァスト


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DVD デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-