ミッドナイトエンジェル～世直し官能喫茶～（２０１１年）
ＷＯＷＯＷでエアチェックしておいたエロＶシネ「ミッドナイトエンジェル ~世直し官能喫茶~
」を鑑賞…ＡＶ女優・麻美ゆま扮するウェイトレスが、正義のセクシーヒロインに変身して悪党を倒すという（一応）アクションもの。この女優本人が原案を担当しているコミックがあるそうで、それを実写化しているんだそうだけど…まったく存在も知りませんでした。エロ目当てと知りつつも…もうちょっとまともなアクションものを期待してたんですけど、中身は低予算を逆手にとったようなナンセンスコメディで、正直、くだらなすぎた…。カフェ・YUMAの看板ウェイトレス、ゆまの正体は、悪さをする男たちから女性を守る正義のヒロイン“ミッドナイトエンジェル”だった！一方、カフェの常連客、大輔はそんなゆまの正体を知らずに、彼女目当てで店に通い詰め、いつも如何わしい妄想にふけっていた。やがて大輔は清掃の派遣の仕事で訪れた、芸能プロダクション“ルーガー・ドゥ・ミニュイ”で、悪徳社員たちから女性がセクハラを受けている場面に出くわすのだが、怖くて助けに入ることができなかった。そんなとき、どこからともなく“ミッドナイトエンジェル”が現われ…。
「けっこう仮面」とか「巨乳ハンター」とか、あの手の作品をもっともっとゆるくしたような内容ですね…ムチムチのボンテージコスチュームで、パンチラさせながら露出魔を退治したりするんだけれども、アクションもやる気がなければ、ＣＧや編集も手抜き。“ミッドナイトエンジェル”の仲間（？）で喋るクワガタが登場するんだけれども、特撮っぽい演出などは、わざとヒモが見えていたり、ヒロインがいきなりギターで弾き語りを始めると、カンペを持ったスタッフみたいな男がわざと画面に写っちゃったり…そういうわざとらしい笑いの狙いが、イチイチ鼻につく。
一応、お色気エロシーンもありますけど、笑えないギャグを見た後では、あまりその気になれないしな。どうみたって、ウェイトレスとミッドナイトエンジェルは同一人物なのに、常連客は全然気づかない…でも、あるきっかけで、ウェイトレスとしてのゆまと、常連客がＨしちゃうんだけど…それがきっかけとなり、最後にミッドナイトエンジェルのおっぱいを見て、正体に気づくというオチがつく。なんだよ、シャロン・ストーンの「氷の微笑」の犯人当てクイズみたいなネタは…バーホーベンが犯人のおっぱいの形で犯人を推理しろとかヒント言ってたのを思い出してしまった。
深夜にＷＯＷＯＷでこの手の作品を放送してると、内容なんて全然期待してないんだけど、他の番組と録画が重複してなければついつい録ってしまうんだけど…今までのつまらなかったエロＶシネの中でも、かなり酷いランクの部類の作品だったな、コレ。エロ要素が物足りなくても内容が面白いとか、その逆に内容はつまらなくても過激なエロ描写があるとか、女優さんが綺麗とか、なんかしらひっかかる部分があると思うんだけど…全然面白くもなかったし、エロくもなかった。ポロリくらいはＯＫの深夜バラエティみたいなノリは、正直、あまりオイラの好みじゃなかったですね…よくこんな作品が需要あるなぁって思ってしまった…。
監督：カワノゴウシ
出演：麻美ゆま 蘭汰郎 けーすけ ホリケン。 佐藤良洋
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ミッドナイトエンジェル ~世直し官能喫茶~
