七福星(1985年) | 勝手に映画紹介!?

七福星(1985年)


勝手に映画紹介!?-七福星 デジタル・リマスター版

WOWOWのジャッキー・チェン特集でエアチェックしておいた「七福星 」を鑑賞…ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウ+サモ・ハンのお仲間たちが繰り広げる人気のアクションコメディの3作目。1作目と2作目ではキャラ設定に違いがあり、正確には続編ではなかったものの…本作では「五福星」の設定がそのまま引き継がれている。これ、小学校の時に劇場で見てるんだよな~…確か映画版の「あぶない刑事」の同時上映作品だったはず。今じゃ、考えられないけど、ジャッキー・チェンとあぶデカを一緒に見て、料金はそのままというのが凄かった。

通称デブことツォイとその仲間たちは、日本で一緒に事件を解決した女刑事のフラワーと共に、パダヤ・ビーチへ出かける。しかし、バカンスの最中に、フラワーは任務が入り、再びツォイに協力を要請する羽目に…。やがて、フラワーとツォイが接触しようとした相手が、殺し屋に先回りされ、目の前で殺されてしまい、ツォイたちも命を狙われる。一方、香港では刑事のマッスルトとリッキーが麻薬組織を追いかけていた。事件の関係者としてウォンという女性を保護する事になったのだが、旅先から帰国していたツォイたちが匿う事になってしまい…。

ストーリーは大したことがなかったが、キャストがやたら豪華だよね。レギュラーメンバーはもちろんのこと、2作目にはいなかった、モジャモジャ頭のジョン・シャムも、また新たなキャラクターとして福星メンバーにちゃんと復帰する。チャールズ・チンは冒頭だけなんだけど、キャラかぶってる後輩が既に仲間にいて、違和感なく立ち位置をバトンタッチして去っていく…。ジャッキーとユン・ピョウにも新たな仲間がいて、それがなんと若かりし頃のアンディ・ラウ…さらに後半は、ミシェール・キング(ミシェール・ヨー)まで出てきちゃう。

エンディング前には、本編には全然絡んでこなかったけど、過去の出演者がカメオでわんさか出てきちゃってお祭り騒ぎ…日本からも劇中登場の殺し屋の一人として倉田保昭センセイが出演しているのが印象深かった。実は、この作品は小学校の時に、劇場で見て以来の鑑賞だった。その当時の記憶を頼りに、過去2作と比べると、質が落ちるかななんてイメージがあったのだが、今になって見直してみると…香港映画好きが気に入るような、けっこう粋で通な作品だったということを改めて実感した。

シリーズ3作の中で、ユン・ピョウの出番が一番多くて、かっこいいのもポイント高いな…サモ・ハンの、テニスラケットを使ったコミカルなアクション(武田鉄屋の「刑事物語」でも、似たシーンがあったけど、たぶん、こっちの方が先じゃないかな?)もけっこう好き。倉田センセイが女子トイレで狙撃の準備してるところに、ヒロインのロザムンド・クァンが出くわしちゃうんだけど、盲人のフリして堂々と、用を足してやりすごすシーンが、子供心に物凄く卑猥な感じがした。お馬鹿メンバーが、覗きして、ネグリジェから乳が透けてるところよりもHだったよ。


監督:サモ・ハン・キンポー
出演:ジャッキー・チェン サモ・ハン・キンポー ユン・ピョウ シベール・フー ロザムンド・クァン エリック・ツァン


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