X‐MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年) | 勝手に映画紹介!?

X‐MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年)

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【鑑賞日:2011年6月10日】

本日、6月11日が正式公開の「X‐MEN:ファースト・ジェネレーション」を、シネコンの一日早い先行上映で鑑賞してきた…雲行きが怪しく、天気予報で夜は雨が降るなんて言ってたから、見に行くのをやめようかとも思っていたんだけど、ネットで来週のスケジュール調べたら、オイラの行ってるシネプレックスは…明日の正式公開以降は、小さなスクリーンでの上映しかなくて、シネコン内のいちばんデカイ、THXスクリーンで「X-MEN…」を上映するのは本日のみだったので、同じ金額出すならでかいスクリーンで見なきゃ損と、やっぱり先行上映で見ることに。 ちゃりんこで出かけてたけど、幸い、雨が降る前に家に帰ってこれたので…ほっと一安心。劇場の方は、ボチボチ人が入ってたけど、混んでるってほどでもなかったね…。

裕福な家庭に生まれたチャールズ・エグゼビアは、青い肌を持つ変幻自在のミュータント、レイブンと知り合い、自分もテレパシー能力を持っていると打ち明ける。以来、兄妹のように一緒に生活してきた二人の前に、CIAエージェントのモイラ・マクタガートが現われ、セバスチャン・ショウ率いるミュータント軍団が新たな戦争を引き起こそうとしている事実を知らされ、協力を打診される。一方、幼い頃、捕虜収容所で“力”を開花させたエリック・レーンシャーは、自分の母親を手にかけた男に復讐しようと、彼の行方を追いかけていたのだが、その相手こそがセバスチャンであった。セバスチャンの陰謀を食い止めようと軍と共に行動をしていたチャールズたちは、敵ミュータントの反撃に遭うのだが、その場にエリックが現われ…。

プロフェッサーXとマグニートーが敵対する前、一緒にアメリカを守るために戦っていた頃のお話…当時の社会情勢をドラマの背景にうまく当てはめつつ、二人の生い立ちや、他のミュータントたちとの出会いなどが描かれていく。最後に何が起きるのかという点に関しては、少なくても映画の「X-MEN」シリーズを追いかけてきた人には理解できている事なんだけれども、そこに至るまでに色々な驚きがちゃんと詰まっています。オイラも原作とかは全然読んでいないので、ミスティークとチャールズの関係など、二人にそんな過去があったのかぁと、素直に驚く。そのミスティークが、だんだんとエリックこと、マグニートーに傾いていく様子なんかが丁寧に描写されているし、エリックが甘っちょろいチャールズや人間に対する不満を募らせていくところも興味深く見れる…。

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」を見た時にも感じたけことだけど、「スター・ウォーズ」の新三部作みたいなポジションの映画だね。特にエリックの存在が、だんだんダークサイドへ落っこちていくアナキン・スカイウォーカーみたいで…余計に雰囲気が似ているなぁって思って見てました。普通の映画でいうオチっていうのはわかっちゃっているんだけど、バラバラだったピースがピタリと正編にハマることにより、なんともいえない爽快感が得られますよね。正編のキャラクターも、ちゃんと何人かカメオ出演しているので、思わずニヤリ。ついでに、アメリカ側のお偉い軍人さんたちが、グレン・モーシャワーやマイケル・アイアンサイドといったミリタリーものに欠かせないような意外と有名な俳優さんたちが演じていたのも、雰囲気を盛り上げてくれました。

極悪非道なケヴィン・ベーコンの悪役ぶりがなかなか様になっており、相手のパワーを吸ってどんどん若返っていくというのが面白いね。最初の方で、あれ、このオッサン、ベーコンに似てるなぁって思ってたら、後にいつものベーコンになって出てくるから、やっぱりそうだったのか!って感じだし。あと、CIAのねーちゃん(ダメージに出てた人だね)が、下着姿で潜入捜査するとか、意外とお色気サービスが豊富…これまたセクシーミュータントのエマ・フロストがテレパス能力を使って、ロシアの軍人に、あたかもHさせてるように見せるシーンなんかは、場内で男性客がみんな爆笑してたし。俳優が一新されてしまったという不安も少なからずあったが、シリーズを見ていた人なら、本作も安心して楽しめる仕上がり。「ウルヴァリン」も良かったけど、本作も楽しめました。


監督:マシュー・ヴォーン
出演:ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー ローズ・バーン ニコラス・ホルト ケヴィン・ベーコン


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