ファイヤー&アイス 白銀の恋人たち(1985年)
近所のブックオフで50円で投げ売りされていた中古ビデオ「ファイヤー&アイス 白銀の恋人たち
」を入手したので、鑑賞…007シリーズのスキーアクション担当としても知られるウィリー・ボグナーによるスキー映画。過去に、同じ監督が撮っている「サマー・シュプール」は、3代目ボンドのロジャー・ムーアが出ていたので見たことあるんだけど…この作品は初鑑賞。まぁ、「サマー・シュプール」がスキー版「キャノンボール」みたいな内容の大して面白い作品じゃなかったので、そんなには期待していなかったが…。
ニューヨークに住むジョンは、スキー場で出会った金髪美女のスージーに一目ぼれして、彼女の事が忘れられなかった。そしてスキー初心者のジョンがプロスキーヤーを目指すきっかけになったのは、スージーの存在が大きかった。ある日、ニューヨークの街で偶然、スージーを見かけたジョンは、彼女を追いかける。やっとおいついたスージーだったが、彼女は「アルペンで会いましょう」という言葉を残し、ジョンの前から走り去ってしまう。ジョンはスージーと再会を果たすため、スキー道具を携え、ヒッチハイクでアルペンへ向かう決心をするのだが…。
スキースタントをはじめ、無駄なスタントがオンパレードで、その合間にちょこっとだけ物語がある感じの映画です。しかも、007を彷彿とさせる、言いかえれば007でやったこととまったくおなじネタまで混じっているスキースタントの数々は、ほとんどが主人公の回想もしくは妄想というパターンが多い。冒頭、二人の出会いが描かれる回想シーンも…スキー初心者の男が、周りの人に迷惑をかけながらスキー場で暴走し、それを女が必死で追いかけるという感じなんだけど…「ユア・アイズ・オンリー」あたりのスキーシーンにソックリだ。クライマックスでは何故かカップルがスキーをしてると、後ろでドッカーンって爆発が起きるイメージショット(ファイヤー&アイスゆえだろうか?)なんかも出てくる。
スキーだけでは飽きられてしまうので、自転車や自動車スタント、ウィンドサーフィンといったものまで盛り込まれており、確かにCGもなしに、抜群のスタントをこなす映像はどれも迫力満点なのだが、所詮…BGVに毛の生えたような代物(それが好きというならあえて否定はしないが)。監督や撮影の他、脚本も本人が担当しているのだが、この人に、もう少しセンスがあれば、それこそ面白いアクション映画が撮れるだろうにと残念に思える。これだったら羽住英一郎の「銀色のシーズン」の方が、一応物語はあったし、まだ面白さが感じられるかもしれないなぁ。実際にスキーをするような人にはお薦めかもしれないが、映画を見る目的としてはあまり歓迎されないんじゃないだろうか?
監督:ウィリー・ボグナー
出演:ジョン・イーヴス スージー・チャフィー ジョン・デンバー(ナレーション)
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VHS ファイヤー&アイス 白銀の恋人たち
