その土曜日、7時58分(2007年) | 勝手に映画紹介!?

その土曜日、7時58分(2007年)


勝手に映画紹介!?-その土曜日、7時58分

ツタヤの旧作レンタルで借りてきた「その土曜日、7時58分 」を鑑賞…社会派として有名な巨匠シドニー・ルメットによるクライムサスペンス。強盗事件を企てた兄弟…ちょっとしたボタンのかけ違いが周囲の人間を巻き込み…崩壊していく様を描く。フィリップ・シーモアホフマンをはじめ、渋めのキャスト陣の好演が光る!

ニューヨーク郊外の小さな宝石店に銃を持った強盗が侵入…しかし女性店員が犯人の隙をつき銃で反撃!お互いに撃ち合い傷つく二人。店の前に停めた車の中で待機していた共犯者は、その状況を目撃し、強盗が失敗に終わったのを悟ると…一目散に逃げ出す。その3日前、ハンクは兄のアンディに強盗計画を持ちかけられていた。お互い、堅気の人間だが、それぞれ大金が必要になり焦っていたのだ。苦渋の末、その話に乗ったハンク…やがて兄が口に出したターゲットの店は、両親が営む宝石店だった!

話は地味だし、時間軸がいったりきたり、その人物の視点に合わせてシーンが重複したり…意外と演出も古臭かったりするんだけど、そこはベテラン監督の持ち味とでもいいましょうか、見ているうちにジワジワと面白さがにじみ出てくる映画になっている。けっこう映像やセリフで色々な情報が提示されているんだけど、この人は誰?何が起きてるの?などと、一瞬不安にさせ…それれが作品の緊張感へと繋がっていく。やはり編集や脚本のうまさなんだろうなぁ…映画で大事なのは、やっぱソレだよというのを実感させてくれる。

それこそ時間軸に沿って、順番に描いていったら大した映画じゃなかったのかもしれないけど…時間や視点を変えることにより、キャラクターの側面が、一つずつパズルのピースのように埋められていって、最終的に人間性が見えてくる。まして、それが一つの家族の話になっていくのが面白いよね。親子、兄弟、夫婦と…その関係っていうのは、なかなか他の家族でも踏み込めない、干渉できないっていう。赤の他人以上に、家族に対してはコンプレックスって持ちやすいよね、そういうのがドラマの中によく反映されていて面白い。

映画が始まってすぐ、ファーストシーンが、フィリップ・シーモア・ホフマンのケツっていうのが(笑)マリサ・トメイとのファックシーンなんだけど、ホフマンの揺れる白いケツが妙に脳裏にこびりつきます。せっかく、マリサ・トメイも脱いでるのに…。まぁ、その後、別の濡れ場で、じっくり彼女のヌードは拝み直せるけどさ。劇場公開時にR-18指定がついていたのは、やっぱ冒頭シーンの影響?エロシーンでのR-18指定の境目が、腰を振るか、振らないかだって話を聞いたことがあるけど、やっぱりアレは本当の話なんだろうか?(笑)


監督:シドニー・ルメット
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン イーサン・ホーク マリサ・トメイ アルバート・フィニー


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