アンダーカヴァー(2007年)
2009年4月24日発売の新作DVD「アンダーカヴァー
1988年のニューヨーク、ブルックリン…警察一家に生まれながらも、家族に背を向けロシアンマフィアが経営するクラブの支配人になった弟ボビー・グリーン。一方、父の後を継ぎ、警察官の道を選んだ兄ジョセフ・グルジンスキーはエリート刑事として邁進中。ある日、ジョセフの昇進パーティーに呼ばれ、顔を出したボビーは、そこで警察署長の父バートとジョセフからある相談を受けるのだが、それは台頭するロシアンマフィアを殲滅するため、情報が欲しいというもの。仲間は売れないと、一度は突っぱねるのだが…。
2人のうち、メイン主人公は弟役のホアキン・フェニックスよりだったね…シワはちょっと増えた気がするが、相変わらず童顔であまり貫禄のないマーク・ウォールバーグは、エリート刑事というわりに、あまり活躍せんのよ(笑)口だけは一丁前なんだけど…肝心な時に何もできないでやんの。そんな兄と対立しながらも、やっぱり組織や自分の女なんかよりも…家族や兄弟の絆の方が大事だよんというお話なんだよね。
どこまでがリアルなのか知らないけど、昔からアメリカ映画に出てくる警察って、意外とアバウト…すぐ刑事になれちゃう。前科があったって、コネがあれば刑事になれるなんて、今の日本じゃ考えられない展開なので、そういうところで、ノレない人もいるかもしれないけど…西部劇だって、「今日から俺が保安官だ、お前が保安官だ」って言ったもん勝ちみたいなところあるじゃん…あれとおんなじだと思えば、そんなにツッコミどころでもないかなと。お国の違いということで、そこはあえてスルーしても構わないだろう。
アクションの見どころとしてはだいたい3か所くらい…ロシアンマフィアの麻薬精製工場への突入、雨の中でのカーチェイス&銃撃、そしてクライマックスの大捕物。よく見ると、特にカーチェイスなんかは、かなり凄いことをやってるんだけど、雨の中での視界不良をリアルに再現でもしたかったのか、傍観者を決め込んだような、一歩引いた視点で、あえて迫力を出さないようにしている感じがする。安易なアクションドラマと一線を画したいという演出なのか?リアルでいいシーンではあったが、アクション映画好きとしては、もうちょっと派手さも欲しかったかな?(昔、映画秘宝の記事で読んだけど、あそこはCGらしいよ、そんな背景も影響してるのかも)。
最近、ブルーレイを見慣れているからか、DVDで映画を見ると、昔ほど画質面でのインパクトが感じられないんだけど、久々、DVDでも綺麗だなぁって思えるソフトだった…冒頭、当時のブルックリンの刑事や犯罪者の様子がモノクロスチールで挿入されたりするんだけど、その表現力なんかもなかなか。続いて、ホアキンがエヴァ・メンデス扮するヴィッチな恋人とよろしくやってるところから、仕切ってるクラブのシーンへとスイッチしていくんだけど、音楽に包みこまれる感じとか、バブリーな時代のディスコ映画でも見ているような、煌びやかさが伝わってきて、けっく好きだな。地味とか古臭いと言われ、評価は割れてるみたいだけど…個人的にはけっこう楽しめたよ。
監督:ジェームズ・グレイ
出演:ホアキン・フェニックス マーク・ウォールバーグ エヴァ・メンデス ロバート・デュバル
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DVD アンダーカヴァー
