２４－ＴＷＥＮＴＹ ＦＯＵＲ－リデンプション（２００８年）
2009年3月19日発売、レンタル開始の新作DVD「24 -TWENTY FOUR- リデンプション
」を購入、鑑賞した。24のシーズン６と、最新作シーズン７の間をつなぐ、シリーズ史上初となる２時間（本編正味は87分で、通常放送の2本分に相当）の単発ストーリーで描かれたスペシャル編で、ロバート・カーライルやジョン・ボイトといった大物スターのゲスト出演も見どころ。放浪中のジャック・バウアーは、内戦に揺れるアフリカのサンガラで、特殊部隊時代の友人カール・ベントンを訪ね、ベントンが運営する、孤児たちを救済する学校に身を寄せていた。そんなジャックに大使館から召喚状が届くがジャックは無視をきめこむ。そんなさなか、クーデターが勃発…反乱軍は戦闘に参加させるための少年兵を調達しようと、学校を襲撃…バウアーは子供たちを守るために反乱軍に立ち向かうのだが…。一方、その頃、ワシントンでは、アメリカ初の女性大統領の就任式が始まろうとしていた…。
今回は一切、ＣＴＵは出てこないんだけど、お国のためではなく…旧友との友情、そして子供たちを守らなければという使命感から、ジャックが反乱軍と戦うという展開に。アフリカの民族紛争や、虐殺を描いたような映画がこれまでにいっぱいあったけど…けっこうそういうのに近い内容で、いつも以上に、シリアスな印象が増す。ロバート・カーライルが主役級に活躍し、これはシーズン７への出演もあり得るのかな？なんて期待しながら見てたんですけど…。
反乱軍が少年兵を拉致って、兵士に仕立て上げるというのがなかなかリアルでシビア…悪党には容赦なく銃を向けられるジャックも、さすがに少年兵には躊躇してしまい…どうなるのでしょうか？ってあたりも、けっこうドキドキした。少ない武器で、武装した反乱軍に立ち向かうジャック…ナイフ使ったり、マシンガン奪ったり、ミサイルでふっ飛ばされたり…案の定、自分も捕まって拷問も受けちゃうけど、相手のスキをついて、すかさず反撃！単発のアクション映画として見ちゃうと案外普通だが…24ファンなら、問題なく楽しめる、それなりのスケール感。
ホワイトハウス関連の中には前シーズンのレギュラーキャストの顔がチラホラ…副大統領を演じていたパワーズ・ブースが大統領になっているということは、パーマー大統領はどうなっちゃったの？まさか、あのまま…。そんなことを考えつつも、初の黒人大統領を先見していた24で、今度は女性の大統領の誕生！シーズン７では、この女性大統領が活躍するそうで、アメリカ側はこの大統領の交代劇をメインに描くんだけど、こちらでもきな臭い陰謀が…。
ジョン・ヴォイトが、アフリカのクーデターと、大統領の交代劇と、両方に関わる怪しげな政府高官を演じていて、こちらは謎が多いまま終了。こいつは絶対に、新シーズンに関わってくるだろうと…シーズン６で、ジャックを苦しめたジェームズ・クロムウェル演じるバウアーパパ並の悪役を期待してしまう。アメリカ側はいつものレギュラーシーズンの印象に近く、投げっぱなしの謎は多い感じ。
いつもより異質な感じがするので、単発で見れないこともないけど、結局は24ファン向けのシーズンの繋ぎで、全体的には消化不良。ただ、バウアーどうなっちゃうの？みたいなところで…リデンプションは終了するが、シーズン７の冒頭17分が映像特典として収録されているので、ちょっとだけ続きが見れます。
17分しか見れないけど、けっこう内容は濃い…この時点では、それこそまだＣＴＵは出てきてないんだけど、リデンプションの後、ジャックがどうなったのか、新シーズンでは何をするのかというあたりも判明するし、ファンにはおなじみの某キャラがまさかの復活して（って、その役の俳優が来日したときのインタビューで語ってたから知ってたけど）、あんなことしています！冒頭、テロ集団みたいな覆面グループが街中でとある人物を襲撃するシーンなんかは、けっこう派手だった。
シーズン７の正式リリースは、レンタルは7月から順次スタートだけど、ＤＶＤのＢＯＸは12月までお預け…内容も気になるけど、公式サイト を覗くと、アナウンスはされてないんだけど、まだアクセスできない見出しの中に“Ｂｌｕ-ｒａｙ＆ＤＶＤ”って項目がある。もしかして、Blu-rayのリリースもありうるかも？内容も気になるけど、そっちの情報も早く知りたいね！
監督：ジョン・カサー
出演：キーファー・サザーランド ロバート・カーライル ジョン・ヴォイト チェリー・ジョーンズ コルム・フィオール
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DVD 24 -TWENTY FOUR- リデンプション
