セラフィム・フォールズ(2006年)
ツタヤの旧作半額レンタルで借りてきた「セラフィム・フォールズ
雪深いネバダの山中をひとりさ迷う男ギデオン…そして彼を執拗に追いかけるのはカーバーとその手下たち。追いついたカーバー達が放った銃弾がギデオンの腕に命中するも、それでも必死に逃げるギデオン…激流にのまれながら、なんとか距離を稼ぐことに成功。一方、カーバーの方は、いくら引き離されてもまだ諦めずに追跡を続行するのだった…。いったい二人にどんな関係があるのか?
何で、追ってるのか、追われてるのか…終盤に差し掛かるまで判明しないものの、カーバーの執念深さから、そうとう因縁めいたものを感じずにはいられない。ルパン三世と銭形のとっつぁんみたいなところもあるけど…犯罪者と保安官といった単純なものではなさそうだぞと。時代背景だったり、途中で大佐とか大尉とか、そんな呼び方したりするので…南北戦争絡みかな?なんて想像はできるんだけど。
北朝鮮に拉致されたジェームズ・ボンドを彷彿とさせる、かなりワイルドな風貌のピアース・ブロスナン…銃の弾を使って火を起こしたり、撃たれた腕の弾を自ら摘出したり、極めつけはやっつけた敵の死体を解剖し、内臓に指を突っ込んで(後半でもこれに似た凄い裏ワザ使います)暖をとったりと…かなりサバイバルにたけている様子。
方や高度なトラップ、方や抜群の追跡能力を駆使し…心理的な駆け引きを巧みに織り交ぜながら、追いつ追われつが延々と続いて行くのだけど…その間には様々な人々が両者に関わってきて、ドラマが膨らんでいく。最初は雪山から始まったのに、気がつけば灼熱の砂漠に…あまり派手ではないが、生々しいアクションと緊張感たっぷりの追跡劇が堪能でき最後まで飽きない。
ただ、最後の決着の付け方がなんかね…イマイチ不発でカタルシスが弱い。復讐を果たすために、他人さえも犠牲にして追いかけていたカーバーが、いざ復讐を遂げるチャンスが到来した時に、どういう行動をとるのか?最初であれだけのものを見させられちゃうと、ここでなんかもっと凄い結末が見れるのではないかと、相当期待してしまったわけで…。
追跡劇と一緒に、自然の驚異にも挑むサバイバルな映画…とにかく大自然の風景も美しく、NHKあたりのドキュメンタリー番組を見ているみたいで、それだけでも作品を見る価値あり。ほんと、なんでこういう作品を劇場のスクリーンでかけないんでしょうかね?勿体ない。
監督:デヴィッド・フォン・アンケン
出演:ピアース・ブロスナン リーアム・ニーソン アンジェリカ・ヒューストン マイケル・ウィンコット トム・ヌーナン
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セラフィム・フォールズ
