暴力サークル(2006年) | 勝手に映画紹介!?

暴力サークル(2006年)

暴力サークル

ツタヤの新作半額レンタルで借りてきた2008年10月24日発売、11月5日レンタル開始のDVD「暴力サークル 」を鑑賞した。一見、韓国版「ビー・バップ・ハイスクール」か「クローズ」か…オーソドックスなヤンキー映画と思いきや、“学生服を着たヤクザ映画”という映画秘宝のレビューは伊達じゃなかった…なかなかエグイ、バイオレンスアクション。

陸軍の士官学校を目指す高一の優等生サンホ…中学時代からの親友ジェグや、高校で仲良くなった仲間たちと“タイガー”という名のサークルをつくり、大好きなサッカーに明け暮れながら、次第に学内でも幅を利かすように。ある日、他校の女生徒スヒと知り合い、お互いに惹かれあうが…スヒが他校の不良グループボスの元彼女だったことから両者で諍いが置き、グループ同士の対立が激化していく…。

入学早々、学内で初顔合わせのヤンキー同士で喧嘩をおっぱじめるが、それを機会にお互い親友に。今度は他の学年を拳でしめて、ボスの座を確保…向かうところ敵なしか?そうこうしているうちに女がらみで他校とのトラブルが大きくなりと…ここまではよくあるパターン。

喧嘩の最中に仲間の一人が事故に巻き込まれて死んじまったという井筒和幸の「パッチギ!」みたいな展開以降(死んじゃうヤツもちょっと意外だった)、ブチ切れた主人公たちが復讐を誓い行動を起こす。ラスト20分はまさにヤクザ映画…鉄パイプや斧を携え、敵アジトにカチ込み。

映画の最初で主人公が既に警察にとっ捕まっており、死者なんかも出ているという説明があってから、何があったんだと問い詰められて、回想というかたちで話が戻っていくので、いつかはこうなるのだろうと思っていたが、予想以上にバイオレンスだった。

仲間たちはそれぞれ武器を片手にカチ込んだが(一番弱そうな奴が手斧で容赦なく相手を斬りつけてた)、自分は素手で決着をつけようと何も持たない主人公…しかし頭をかち割られた仲間の吐いた血を顔面に受け、スイッチが入った主人公は近くに落ちてた鉄パイプを取り、フルスイングでブンブンと振り回し敵ヤンキーたちをブチのめしていく。モノクロとスローモーションという使い古された映像演出だが、これがなかなかかっこよくて、シビれまくり。

主人公のにーちゃん、ちょっと勝村政信似(笑)、そして不良仲間のクリクリ頭のヤツは、背が高くなったえなりかずき(爆)韓国へ行けば、きっとえなり君もヤンキーになれる。本当にむかつくキャラだった目の細い敵ボスはアリキリの石井みたいと…相変わらず韓国映画を見ると、似ている日本人に当てはめたくなってしまうのはなぜでしょうか?


監督:パク・キヒョン
出演:チョン・ギョンホ キム・ヘソン イ・テソン チャン・ヒジン イ・へンソク


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