東京少女(2008年)
ツタヤの新作半額レンタルで借りてきた、2008年9月3日発売、レンタル開始の新作DVD「東京少女
SF作家を夢見る高校生の藤咲未歩…ある日、母親の再婚相手を紹介されるが、それを認めたくない未歩は、会食の場から逃げ出してしまった。そしてホテルの階段を降りている時に、突然、地震が襲い、手にしていた携帯を階下へ落してしまうのだが、未歩の前でその携帯がどこかへ消えてしまった。一方、明治時代のとある出版社…作家を志す宮田時次郎の前に小さな箱のような物が降ってきたのだが、それはなんと未歩の携帯だった。不審に思いながらもそれを家に持ち帰る時次郎…その夜、突然携帯電話が鳴りだし、やみくもに操作するうちに声が聞こえてきた「それ、私のケータイなんですけど!」と…。
携帯電話だけがタイムスリップしちゃった、過去と電話が繋がっちゃったという…ありがちなSF設定。話の内容は違うが、世にも奇妙な物語の映画でも、大石内蔵助 が携帯電話を拾っちゃうみたいな変な話があったよね。最近は「ケータイ捜査官7」でも特攻隊のパイロットと交信してしまうというエピソードがあったし。
個人的には、なぜこういう現象が起きてしまったのか?というような部分を解明するような本格的なSF展開も望みたいところだったが…一応、月の影響らしいという解釈がチラっと描かれるだけで、SF好きの主人公はあっさりとこの奇妙な状況に適応しちゃい、拾った明治時代の人間とコミニケーションをとるという、ピュアなラブストーリーがメインとなる。
明治時代の人間が携帯電話に触れたらどんな反応をしめすのか?さらに現代の女子高生とどんな会話が成立するのか?エンコーオヤジと女子高生のテレクラの会話をもっと極端にしたようなカルチャーギャップ(笑)そういったところをコミカルに描きつつ…最後は思ったとおりの展開へ。それでも、適度にSFな(タイムパラドックス的?)伏線を用意してあったり、小中和哉のわりとストレートな演出が、エンターテイメントとして、「東京少年」よりも単純に楽しみやすかったかもしれない。
現代と過去で、お互いに同じ場所へ出かけて、携帯で話しながらデート気分に浸るというシーンがあるのだが、昔、「北の国から」で、遠距離恋愛中のカップルが、同じレンタルビデオを借りてきて、一緒に映画を見ている気分になるというシーンがあってさ、ピュアな青春時代にちょっと憧れたもんだが…ああ、アレをSFでやるとこうなるのかぁって思いながら見てた。
お話はまぁまぁよかったのだが…TVドラマ的な映像の安っぽさがぬぐえず、ちと勿体ないかな?ロケ地も明治村だってバレバレだし(笑)キャスト、CG演出、小道具、セットなど…もうちょっとバジェットの大きい作品だったら、それなりの雰囲気がでただろうなぁ。TBS、BS-ⅰ製作の作品って、普通のTV局映画以上に、TVドラマ的なんだよなぁ。
監督:小中和哉
出演:夏帆 佐野和真 福永マリカ 秋本奈緒美 近藤芳正 岡本信人
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