チェックメイト(2006年) | 勝手に映画紹介!?

チェックメイト(2006年)

チェックメイト


ツタヤの旧作レンタルで借りてきた「チェックメイト 」を鑑賞した。透視能力(死体とかに触れると、人の記憶か何かが見えてしまう?)を持つ超能力刑事と殺人鬼の対決を描いたサイコスリラーアクション。設定からして胡散臭いうえに、アルバトロスフィルム&プライム・ウェーブの劇場未公開作品だからね、B級とわかっていながらも、ちょっと見たくなる。デヴィッド・キャラダイン、ダニエル・ボールドウィンといった一応名前の通った俳優もクレジットされてるけど…。

無罪になった犯罪の容疑者ばかりを狙った連続猟奇殺人事件…被害者はすべてチェスの駒を握っていた。ロスを震撼させたこの事件の犯人ページは捕まり、裁判で有罪判決を受け、死刑が執行されたばかりだったのだが…全く同じ手口の殺人事件が再度発生した。模倣犯の仕業なのか?前回の事件で特殊な透視能力を駆使して犯人逮捕に貢献したロス市警のマーロウは、精神を病み療養中だったのだが、再び召集され、仲間の刑事やFBI捜査官たちと捜査を始めるのだが…。

この映画の中では、最初から超能力は肯定されてしまってます…普通にみんなは、主人公の透視能力を頼って、事件を捜査。中には、本当に信用できるのかよ?と、見ている人間の気持ちを代弁してくれるキャラも出てくるんですけど…仲間の一人が「ヤツの能力は信用できます!」とキッパリ断言して、それで納得しちゃうんです。

そのくせ、その特殊能力、全然冴えてなくて…いっぱい人が殺されまくります。汚い手を使って無罪を勝ち取った容疑者や、それに関わった弁護士や裁判官が次々と殺されていく。で、事件をとめられない主人公は飲んだくれて、頭がさらにおかしくなって、嫁さんとの仲も悪くなってって…グダグダ(笑)嫁さんが、自分とHしたかったら、警察やめなさい!って銃を持って脅迫するとこはおもろかった(爆)あと、性犯罪の前科がある容疑者のおばちゃんが、シャロン・ストーンばりに取調室で刑事を挑発するとこもばかばかしくて笑った。

チェス盤に見立てた地図の上で、犯人とチェスの勝負…一手打つごとに、事件が次々と起こるという…大ヒット中の「劇場版 相棒」にも似ている展開なんだけれど、せっかくの超能力のアイデアがあまり生かされてないし、途中で挿入されるアクションもしょぼめ。何人か仲間の刑事に犠牲者が出ちゃったりするんだけど…学習能力ゼロで、これじゃやられるはなというマヌケっぷり。せっかく仲間を殺すんだったら、もう少しハラハラとした緊張感欲しいだろ。なかなかの無駄死にっぷりでここも笑う。

よくあるパターンで、DVDのジャケ裏の解説に、見破れない意外な犯人?みたいな煽りが書いてあったけど、途中でオチはバレバレ。犯人がチェスを使うので、登場人物の中にもチェスが得意なヤツとか出てくるんだけれども、そういうのもすべて空回り。もっと卑怯な手を使ってもいいから、本当にコイツかよ?ってビックリする真犯人を用意してほしいよ。事件の動機とかもしょうもないしな…きっとこれが事件の核心だろうなぁって、途中でバレバレになる箇所があります。逆にあんなシーン、すっぱり切った方が良かったよ。


監督:ジョーイ・トラヴォルタ
出演:マット・シュルツ デヴィッド・キャラダイン ダニエル・ボールドウィン ロックリン・マンロー 


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