神童(2007年)
ツタヤの旧作半額レンタルで借りてきた「神童
かつて神童と呼ばれた13歳の少女ピアニストの成瀬うたは、ピアニストだった父の死後、強制的にレッスンを受けさせようと躍起になっている母親への反発もあり、あまり真剣にピアノに取り組むことができないでいた。急に家が貧しくなり、ピアノが置けないような環境で生活していることも原因の一つだ。そんな時、技量は未熟だがピアノが大好きで、音大入学を目指す菊名和音と偶然知り合い…八百屋の一人息子である和音の部屋へ入り浸りようになる…。
ただでさえ大人っぽい成海璃子が13歳の少女を窮屈そうに演じてる(笑)お下げ髪の制服姿よりも、私服姿の方がやっぱり年相応に見えて可愛いね。ただ、演技力は相変わらずなので、意外と魅せられてしまうんだけど…。
イタズラした小学生を追いかけ回し「殺す」というセリフを連発、その直後に他人の家に勝手に上がり込んでピアノを弾き始めるという、非常識な女という印象を強く感じるのだが、タイトル前で松ケンに呼びかけられ、振り返った表情とか見せられちゃうと、なんかすぅ~と許せちゃう、神童と呼ばれるオーラを感じるね。
原作は未読なんだけど、原作のエッセンスを詰め込もうとした結果なのか、和音の音大入試や、うたの音楽への熱意復活などの一大イベントはそれなりの盛り上りを見せるものの、意味が伝わりにくい中途半端な部分もいくつかあった。
蝉の鳴き声の伏線とか上手だなって思ったんだけど、その後が伝わりづらい。同様にうたが固執する父親の残したピアノに関するエピソードなど、もう少し説明が欲しいところ。単発の映画として見せるなら、演奏シーンで魅了し、盛り上がったところで結末という、音楽映画の王道的な単純演出でも良かったのでは?って思った。
監督:萩生田宏治
出演:成海璃子 松山ケンイチ 手塚理美 甲本雅裕 西島秀俊 貫地谷しほり 串田和美 吉田日出子 柄本明
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