ホステル2(2007年) | 勝手に映画紹介!?

ホステル2(2007年)


2008年2月22日発売、レンタル開始の新作DVD「ホステル2 [無修正版] 」を鑑賞した。1作目のDVD(初期発売の方)も持っているので、今回もセル版DVDを購入。配給会社とかの問題でしょうね…製作の映画会社やメインスタッフは前作と同じだけど、ソフト発売のメーカーがSPEからアミューズに変更してたね。タランティーノがやたらと喋りまくってるコメンタリーとか、特典が豊富だった前作のDVD(さらに特典を追加した1作目の完全版がSPEより同時リリース)に比べるとオマケ要素はかなり少ない。

女子大生のベス、ホイットニー、ローナはヨーロッパ旅行へ。移動中の車内で、大学の美術の時間に出会った美人モデル・アクセルと遭遇し、スパに誘われ…予定を変更しスロバキアへ向かう。ブラティスラバというホステルにチェックインした3人は、街で行われている祭に参加し、旅を満喫していたのだが…実は、既に殺人ゲームの獲物としてオークションにかけられており、彼女たちに危険が迫っていた!

楽しむにはやっぱり1作目の鑑賞は必須かな?しっかりと1作目の登場人物も登場させ、続編らしさを感じながらも…メイン主人公が女の子に変わったり、謎めいた拷問殺人集団の組織やその顧客たちを丁寧に描くことによって、物語の雰囲気がガラリと変わった。頭の中は“美女とヤルだけ”という…前作の前半部分で描かれたようなノータリンボンクラのエロエロ要素が激減。天国から地獄へ真っ逆さまなスプラッターな雰囲気が薄れ、目を背けたくなるような嫌悪感や怖さが少々物足りない印象である。

その分、公序良俗に反する行いの数々もどこかブラックなユーモアを漂わせており、オチなどを含む展開もワンパターンになっていなかった。ホラー映画としてどっちが面白かったかと問われると、個人的には前作を選びたいが、2は2でそれなりに楽しめる作品にはなっている。ブス顔で有名なヘザー・マタラッツォ が素っ裸で逆さづりにされちゃうんだけど(DVDのジャケット写真がそう!)、案外セクシーでちょっと興奮(笑)ゲームに参加する会員たちがチラリと垣間見せる変態ぶりもナイス。

1作目の感想を書いた時に …“ストリートギャングなお子様たちの存在が、ちょっと三池崇史監督の「極道戦国志 不動」に出てきた、生首でサッカーする小学生殺し屋とダブって見えてしまったよ…”と述べたんだけど、今作で本当にストリートギャングのガキんちょ達が生首サッカーやってて笑った。やっぱりあの辺は、前作ではキャストとして登場した三池監督へのオマージュだったんだなぁって感じ。


監督:イーライ・ロス 製作総指揮:クエンティン・タランティーノ
出演:ローレン・ジャーマン ビジュー・フィリップス ヘザー・マタラッツォ ロジャー・バート ヴェラ・ヨルダノーヴァ


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