聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち（１９８９年）
結局、3日連続で…100円の中古ビデオで入手した映画版の星矢を見てしまいました（笑）えーと、アニメ旧シリーズの最後の映画版「聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち」です。またまたお子様向けの東映まんが祭り扱いに戻ってしまったということで、映画作品としてグレードアップをした「真紅の少年伝説」に比べるとちょい物足りない内容に…。
エリス、アベル、ポセイドンと…過去に星矢たちが葬ってきた敵の怨念により、究極の帝王が、魔王ルシファーが蘇り、人類を抹殺し、宇宙を支配しようとたくらむ。アテナこと城戸沙織を生け贄にしようとするルシファーに挑む星矢たち青銅聖闘士だったが…黄金聖闘士さえもあっという間に倒してしまった聖魔天使が行く手を阻む！
アイデアはいろいろと詰まっているものの、やはり45分ではそれぞれが消化できずに、お子様向けダイジャストにしかなっていない。せめて、三作目の「真紅の少年伝説」並の時間があれば、もうちょっと面白い映画になっただろうに。冒頭で秒殺の黄金聖闘士にも、思わず笑う。
作画が今まで以上にところどころヘボイなぁって思ったら…作画監督が荒木伸吾じゃないし。ただ、お子様向けに戻ったわりに、グロ描写はそこそこの頑張りじゃない？ヘボ作画だからこそ…一輝が力天使エリゴル愛手に使った幻魔拳、首がもげても喋りつづける一輝とかさ、なんか逆にホラーっぽくて不気味。棘の道を進む、沙織も血がいっぱい出てて、けっこう痛そうだった。
今回、2作目を見てないので、どうだったか知らないんだけど…1作目が「ペガサス幻想」、3作目がオープニング曲はなしで、エンディングは映画用のオリジナル曲ときて、ようやくＴＶの2つ目のＯＰと同じ映像を使った影山ヒロノブ（新幹線内での乱痴気騒動で最近話題になってたなぁ）の「聖闘士神話」が拝めました。「ペガサス幻想」もいいけど、影山ヒロノブもやっぱ捨てがたい。
監督：明比正行
出演：古谷徹 鈴置洋孝 堀秀行 堀川亮 橋本晃一 潘恵子 津嘉山正種 森功至 古川登志夫 難波圭一
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DVD 聖闘士星矢 THE MOVIE BOX
