キング 罪の王(2005年) | 勝手に映画紹介!?

キング 罪の王(2005年)


2007年5月2日発売、レンタル開始の新作DVD「キング 罪の王 」を鑑賞した。突然、息子と名乗る青年が現れ、ひとつの牧師ファミリーが崩壊していく様子を描いた問題作。

海軍を退役したエルビス・バルデレスは、亡き母から聞いていた、父親に会うためテキサス南部にあるとある町までやってきた…。しかし、父デビッド・サンダウは、今では牧師となり、妻と子どもたちと幸せに暮らしていたのだった。日曜日、父親の行うミサに出かけたエルビスは、そこでデビッドの娘マレリーと偶然出くわし、言葉を交わすのだが…もちろんお互いに異母兄弟であることには気づいていない。その後、デビッドに直接声をかけるのだが、エルビスの突然の出現に困惑し、邪険に扱ってしまう。その場は大人しく引き下がるエルビスだったが、異母兄妹の事実を隠し、マレリーを誘惑してしまうのだった。

昼メロみたいにドロドロとした話を、ドキュメンタリータッチに淡々と描いていくので、最初の方は、何が起きているのかを把握するのが大変だったなぁ。題材はショッキングなんだけど、演出がさっぱりしすぎてて、中盤はけっこう退屈に感じる。自分は、単なる復讐劇にしか見えず、正直、面白みを感じなかったのだが…内面を隠したガエルくん(役名エルビス)の演技のように、映画全体も事細かに多くを語るタイプの作品ではないので、見る人によって解釈は大きく変わるんじゃないかなぁって思う。

裏じゃどえらいことになっているのに…行方不明になった、息子の代わりに、娼婦に腹ました子供を簡単に受け入れて、自分じゃ懺悔を済ませた気になっている、無能な神父の姿があまりにも皮肉で、とにかく哀れ。大人の、いや人間特有の身勝手さがよく描かれているなぁって感じ。

近親相姦が含まれているあたりが、R-15指定の原因なのか?まじめそうな、女の子が一瞬のうちに(一回やったら)性の虜になっちゃうあたりは、ちょっとだけドキドキしたけど…Hシーン目当てだったら、同じガエルくんの「 天国の口、終りの楽園。」の方が数倍エロイよかったね(笑)あれはいい映画だった…エロくて(笑)


監督:ジェームズ・マーシュ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル ウィリアム・ハート ペル・ジェームズ ローラ・ハリング  


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DVD キング 罪の王







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