ゴースト・ライト(2006年)
2007年2月2日発売、レンタル開始の新作DVD「ゴースト・ライト
」を鑑賞した。なんだか、お久しぶりのデミ・ムーア主演作品なんだけど…劇場未公開作品なんだね。原題は“薄明かり”って意味の「HALF LIGHT」なんだけど…デミの代表作「ゴースト」にひっかけて「ゴースト・ライト」なんて邦題つけてるところが、また安っぽい(^^ゞ
処女作のミステリーが大ヒットした女流作家レイチェル…しかし最愛の息子が事故で水死し、夫との関係もおかしくなり離婚の話し合いが続いていた。次回作の取材もかね、静かなスコットランドの孤島で一人で生活することにしたのだが、そこで灯台守の男と出会い恋に落ちる。しかし、その直後から死んだ息子の幽霊が現れたりと、レイチェルの周りで不思議な現象が…。さらに驚愕の真実がレイチェルを待ち受ける。
女流作家が、新天地で怪奇現象に遭遇って…昨日DVDで見た黒沢清の「LOFT」とも、ちょっと設定が似てるね。何が現実で、何が虚構なのかと、主人公が右往左往するわけですが、サスペンスとしての展開が安っぽいところも「LOFT」に似てるよ。こちらの作品は、別にホラーとして脅かそうしているわけじゃないからね、そういうノリは少ないけど…多少、幻想怪奇っぽい雰囲気を演出しつつも、実際は地に足のついた、生々しい物語だったと。
息子の幽霊が出てくるっていうからさ、もうちょっと感動的なファンタジーなのかと思っていたら、三流のサスペンスですよ(笑)あまり、息子の幽霊関係ないっす。なんか、一応…レイチェルに迫る危機を、警告してるとか、そういう意味合いがあるらしいんだけどね。
まぁ、未公開納得のB級だね…一応、デミ・ムーアのベッドシーンありますが、そんなに興奮するようなシーンでもなかったです。日本人が見ると、その差があまり理解できないんだけど…アメリカ人のデミ・ムーアが、そこに住んでいるとはいえ、イギリスという国で、一人浮いた存在だっていうのが、ちゃんと理解できれば、そんなところも面白いのかもしれないね。
監督:クレイグ・ローゼンバーグ
出演:デミ・ムーア ヘンリー・イアン・キュージック ジェームズ・コスモ テレーズ・ブラッドリー
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DVD ゴースト・ライト