ランド・オブ・ザ・デッド(2005年) | 勝手に映画紹介!?

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年)


2005年12月23日発売、レンタル開始の新作DVD「ランド・オブ・ザ・デッド」を鑑賞した。ジョージ・A・ロメロ監督の最新ゾンビ映画ということで、好きな人にはたまらない映画ですよね~。劇場公開時に、虎乃門で井筒和幸も…B級の満点、2つと絶賛していたので、DVD発売を楽しみにしていたところだ…。

原因不明だが…生きる屍、ゾンビが跋扈する世界…そのゾンビに噛まれた人間も同じようにゾンビになってしまうということで、どんどんと増殖を繰り返していた。生き残った人間たちは、要塞化した小都市を築き、そこで生活していた。その中でも貧富の差は歴然としており…裕福な者たちは、フィドラーズ・グリーンと呼ばれる超高層ビルの中で悠々自適な生活を送っていたのだ。この地の権力者であるカウフマンは…部下の武装した傭兵たちに、都市の警備と、ゾンビが蔓延る危険地帯からの物資確保を任命していた。傭兵のリーダー的な存在、ライリーたちがいつものようにゾンビと交戦しながら物資の調達に動き回っていたのだが…なにやらゾンビたちの動向に変化が見られ始めた…。

子供の頃は、ホラーなんて嫌いだったのだで、ロメロのゾンビなんて、ビビって見れなかったんですけど、さすがに昔の怖さは感じられませんよね。ビジュアル重視の人たちには、そういうところが物足りないのかもしれないが…現代社会の醜いものをゾンビに例えてビジュアル化するという、社会的な風刺が効いたテーマは健在で、単純に面白い。知能を持ったゾンビや、貧乏人たちが権力者を倒すという話は…ゾンビ映画なのに、見終わった後は、どこか爽快な気分にさせる。

ゾンビたちが人間の内臓を引きちぎたり、血みどろの殺戮シーンもあるのだが、それよりも、“死の報い号”(主人公たちが乗る武装したデッカイ装甲車)で…ゾンビを踏みしめていくところの方が、なんだかエグさが感じられた。人間だって酷いことをしている=アメリカ人も余所の国で、酷いことを暴挙を繰り返しているって暗示なのかな?

普段は洋画の特典映像とかあまり見ないんだけど、ちょっとメイキング映像が見たくなって見たら、満面の笑顔でインタビューに応え、演出をするジョージ・A・ロメロの姿が写っていた。本当に、楽しそうに撮影してるんだもんね~。「宇宙戦争」みたいにえげつない話を撮りながらも、どこかお行儀の良い落としどころで観客や世間に媚を売るスピルバーグと違って…根っからのホラー好きのオッサンという感じのジョージ・A・ロメロは、やっぱり魅力的です。

「トリプルX」を彷彿とさせる、アーシア・アルジェントのタフなヒロインが、とにかくカッコイイのね。

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:サイモン・ベイカー デニス・ホッパー アーシア・アルジェント ロバート・ジョイ ジョン・レグイザモ

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【ランド・オブ・ザ・デッドと同じ12月23日にコチラも発売…】

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