mute ミュート(2001年)  | 勝手に映画紹介!?

mute ミュート(2001年) 

mute


2005年9月2日発売、レンタル開始の新作DVD「mute ミュート」を鑑賞した。ジャケットには当時のサンダンス映画祭で話題騒然させみたいな、仰々しい説明が書いてありましたが…サンダンスお得意の低予算映画と考えてください。金が無いから、無名の俳優とアイデアで頑張ってみましたって感じの映画です。サンダンスってことで、最近話題になった「ソウ SAW」みたいなのを期待していると結構痛いしっぺ返しを喰らうかもしれない!

ある朝、森の中の一軒家に住む老人が、逃げ出した飼い猫を追い森に入っていくと、若い男と少女に出くわしてしまった。何事かと興味を持った老人が後をつけていくと…なんと男が少女の首を!?慌てて逃げ帰った老人だったが…警察がやってきて捜査をしても、全く事件の痕跡は発見できなかった。

夢か幻か…ボケ老人の妄想か?誰も信用してくれない老人は、さらに孤独感に陥り…事件の正体を見極めようと突き進む!そして…最後は。。。。。

原題は「SOFT FOR DIGGING」で、直訳すると“掘るのに柔らかい”みたいな意味だそうだ…。死体を捜すシーンがあるので、こうしたタイトルがつけられたのだと思うが、邦題では無言の意味である「mute」に変更されている。これは、映画の中でセリフが二言、三言しか出てこないので、こんなタイトルをつけたのだろう。こちらも、なんか結構考えられてはいる感じだ。まぁ、本当に映画の中ではセリフがほとんどなく…主人公のおじーちゃんも結局“MURDER(殺人だ)”しか言わないしね…ある意味、凄い映画です。これなら、面白いか、面白くないかの判断は別として、どこの国に持っていっても、理解はできるよね。

セリフはないし、オマケに主人公のおじーちゃんも、ハゲててちょっとお腹も出っ張っている。さらに、ステテコ姿にガウンなんて、どうしようもないファッションセンスなんだけど…不思議と映画は最後まで見てしまった。情報量が少ないので、こっちも勝手に色々推測しながら見ていると、けっこう飽きなかったりするのだ。まぁ、視聴者のセンスが結構、試される映画でもあるよね。

おじーちゃんが、家で鍋や薬缶を火にかけてるんだけど…シュシュ、ゴボゴボ、それらの煮えるたぎる音を聴いてるだけで、なんだか居心地悪くってねぇ、見ているコチラを妙に不安にさせるのだ。セリフがないので、やたらと生活音、環境音が強調されていて…それが不協和音となって、神経を逆なでする。

珍しモノ好きの人には、ちょっとお薦めかもしれない。ちょっと前に見た「-less [レス] 」以上に古臭く感じる映画だったなぁ。興味ある方はメーカーの公式サイトを掲載リンクしておきます⇒クリック

監督:J・T・ペティ
出演:エドモンド・メルシェ サラ・インガーソン アンドリュー・ヒューイット ケイト・ペティ ウェイン・ニッケル


【DVDソフトの購入】 
DVD mute ミュート
mute Amazonでは検索できなかったので、今回は楽天で検索してみました。ソフトの質は誉められたものじゃないので、まずはレンタル鑑賞をお薦めします。









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