スタンリー・キューブリック作品は私にとっては2作目です。
前回のものより、見やすかった印象があります。
1980年の映画「シャイニング」
サイコロジカルホラーと銘打たれた超名作
印象的なドアの割れ目から覗く男のポスターは
何千枚もテイクを繰り返し、撮られたこだわりのカットとのこと。
手振れが減らせる移動式カメラや、現場でそのまま映像をチェックするシステムを
世界で初めて導入した映画でもあります。
主人公は小説家のジャック
冬の間の山のホテルの管理人をすることになります。
ところが奥さんと息子を連れてきたそのホテル、いわくつきでして
幽霊現象なるものが頻発する場所なのでした。
そして起こる悲劇。。。ジャックのいかれっぷりが描かれていきます。
視覚効果が芸術的な監督ならではの、大変面白い画が多く続き
名作と呼ばれる所以が分かりました。まず色合いがとてもかわいい
話自体は特に意外性はないけれど、画を楽しむ映画と言われれば満足度が高い作品だと思います。
有名なシーンとして
水色のワンピースを着た双子の女の子が出てきますが
ふたりともこれ以降の出演作はなく、学問に勤しんでいる模様。
そしてもう一人の主役といってもいい、息子役を演じたダニーという少年
彼は当時6歳だったと読んで、もうビックリ!
不安げな表情が印象的で、存在感のある子役さんですが
彼もこれ以降の作品は殆どなく、現在は大学で生物学の教授として教鞭をふるっているとのことです。素人でもこれだけ演じられる子供がいるものなんだなぁ、、、
主人公を演じたジャックニコルソンは
史上もっともアカデミー賞ノミネートをされた名優。
御年87歳、引退されていますが、すさまじい作品を沢山残しておられるようなので、また見てみようっと。