
「プロバンス物語~マルセルの夏~(My Mother's Castle)」、
前回ご紹介した
「プロバンス物語~マルセルの夏~(My Father's Glory)」の続編です。
【あらすじ】
夏のバカンスに訪れた、プロヴァンスの山小屋。
そこで得たワクワクする経験は、少年マルセルを虜にしたが、
それは彼だけじゃなく家族も皆同じ思いであった。
クリスマス休みに、再び山小屋を訪れた家族に、母は
「子供達のためにも、毎週末は山小屋で過ごそう。」と提案。
大喜びするマルセルであった。
ある日、山の中を散策していたマルセルは、
白いドレスを着た一人の少女と出会い、淡い恋心を抱くようになるが・・・。
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前作より少しだけ成長したマルセルが、
相変わらず可愛くてまぶしい。(そして美しい~~~)
彼の初恋と、毎週末の山小屋への旅の道中のエピソードがメインで
物語が進んでいくのだが、その一つ一つの小さなエピソードが、
全てほのぼのとして可笑しく、見ているこちらまでワクワク・ドキドキしてしまうのだ。
父の教え子の誘いに応じて、山小屋への近道を歩くことになった一家に、
待ち受けている事件とは・・・?
些細な出来事ばかりではあるが、なんとも可笑しいとしか言い様がないんだよね。
この可笑しさ、ほんわかした感じは、もう~観て貰うしかない。
私には言葉で伝えることは出来ないもの。
前作のレビューにも書いたが、
これは作家のマルセル・パニョールの少年時代の話らしいので、
ほとんどが実話だろうと思うのだが、
この映画のタイトルにもなっている「My Mother's Castle」の意味が
最後まで解らなかったのに、最後になってやっと
その意味が解き明かされるというシーンがあって、
ここらでもう~大感動しましたよ。ああ、そうだったのか、と。
そしてそれまでのエピソードの一つ一つを思い出して、
感動して何故か涙が溢れてきました。
悲しい話では決してないんだけど、あまりにも母親への(そして父親への)
愛情がいっぱいのお話なので、ウルウルしてしまうんです。
決して観て損はないです。
ホント心が癒されますから、是非とも観て欲しい映画ともいえますね。
特徴は、フランス映画らしく台詞が多いこと。
フランス語を聞きながら、英語字幕で確認するのは、
私にとってそりゃぁ大変な作業でしたが、
それでも何度も観たいなぁ~と思わせるいい作品です。
音楽もいい。
余談になりますが、私、何故にこんなにプロバンスが好きなんでしょう?
昔から特に思い入れがあったわけでもないし
プロバンスという土地に関して、それほど知識があるわけでもありません。
なのに、「愛と宿命の泉」や本作に出てくる風景やら
雑誌なんかでもプロバンス特集をやっていると
ついつい読み耽ってしまいます。
ものすごく癒されるし、郷愁すら感じるし、無性に行ってみたくなります。
もちろん、いつか訪れたい土地、No.1ですね

「マルセルの夏」と「マルセルのお城」は同時期に撮影されたらしく、
二つで一つの映画という仕上がりになっているので、
ご覧になるときは、必ず1作目からどうぞ。